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● 質問
ストアカなどを利用して、マンツーマンなど少人数の講座をやっていますが、単価も低いままで壁を突破できません。
どうすれば会社を辞められるような規模の、大きな事業になるのでしょうか?
● 回答
立ち上げたビジネスを年商1億円規模に大きくしていこうとする場合、一人型ビジネスではすぐに限界がやってきます。
そうは言いましても、社員を雇うことは、とりあえず冷静になって考えましょう。ずっと食べさせていけますか? 社会保険、福利厚生、その社員の家族まで幸せにできるのか、経営者としてその覚悟があるのかどうかです。
まずは、社員という考え方ではなく、仲間という視点で考えてみましょう。
例えば、一人で「起業18」のようなコミュニティビジネスをする場合、或いは、コンサルティング、カウンセリング、コーチングのような相談ビジネスをする場合、一人では、すぐに天井が見えてきます。そうなれば、必要になるのが仲間です。
具体的には、周辺のスタッフはもちろん、講師も5人、10人、100人と養成した上でブランド化する仕組みを考えなくてはなりません。自らの分身を育て、同じ旗のもとにブランディングをしていく必要があります。大抵の場合、講師や分身(弟子)が育つと離れていってしまうので、この手のビジネスは中々大きくならないのです。
ではどうすればいいのか? 以下の手順で行います。
- 自分自身(代表や理事長)をブランド化
- 講師や自分の分身(弟子)をブランド化
- 塾や協会をブランド化
この3つを順番に行います。
まず自分自身のブランド化ですが、これは露出以外にないと言ってよいでしょう。出版、マスコミへの露出(取材を受ける)、これが最もよい方法です。
講師のブランド化も同じです。一人の講師が自立して稼げるようになると、他の講師もそれを目指すようなロールモデルとなり、組織が活性化します。まずは自分、そして、次の一人を徹底的にプロデュースしましょう。
どのように進めるのか?
私のクライアントさんに、プリザーブドフラワー教室を運営している方がいます。生徒さんは主に、趣味でプリザーブドフラワーを作りたいOLさんや主婦の方。その一般講座の上にマスター講座があり、そこには花屋さんや雑貨屋さんなどが習いに来るそうです。マスター講座を修了すると、一般講座の講師になれるというわけです。
そのお花屋さんや雑貨屋さんを地域別に組織して、支部というとおおげさですが、地域密着型の教室を講師とタイアップして開いています。
マスター講座はおよそ30万円。年間に15~20人ほどが認定講師になり、地域ごとに認定校を立ち上げていくというビジネスに展開しています。
講師になることで、地域の人とつながることができ、お店の集客につながる。その理念に共感する人を、マスター講座でお金をもらいながら教育し、認定校のネットワークを作っています。
ビジネスを大きく育てるには?
たとえば、講座ビジネスを例にとります。講座ビジネスは、一般向け講座を開催しているだけでは大きくはできません。相談ビジネスも同様で、相談に乗っているだけでは大きくはなりません。
自分のコンテンツをカリキュラムにして「教える人を作る」のです。
学ぶ人を集めて満足度を高めるのではなく、教える人になりたい人を集めるのです。従来の講座ビジネス、相談ビジネスとは、考え方が違います。
まずは、代表として理念を打ち立て、理念に共感する人たちに来てもらい、その人達と自分のやりたいことを作っていく、そこから始まります。「儲かるからやる」では難しいでしょう。人が共感しません。こんなことしたら面白い、社会に貢献できることを楽しむ、学生時代の仲間のような人を集めましょう。
講座ビジネスとは違いますが、上毛かるた日本一決定戦で有名になった渡邉俊さんも、最初は渡邉さんがフェイスブックでつぶやいた「こんなことできたら面白いね」一言からスタートしたのです。
すぐに実行委員会ができ、動き出した。それが勝機だったのです。
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