「ストックビジネスで自動収入」は本当? 初心者が先にやるべきビジネスタイプはどっちか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業する際、よく「ストック型ビジネスを作れ」と聞きます。でも初心者がいきなりストック型を目指すのは難しいですか?

フロー型は安定しないとも聞いたので、最初からどちらを選べばいいのかわからなくなってきました。

起業前質問集

● 回答

「ストック型ビジネスを作れば、寝ているあいだにも収入が入ってくる」と思っていませんか? それは半分正しくて、半分間違いです。ストック型を機能させるには、相当量のフロー型の仕事を先にやる必要があります。

ストック型とフロー型の本当の違い

拙著『1億円稼いでいる人は何をしているのか?』では、フロー思考とストック思考の違いを整理しています。フロー型は「働いた分だけ収入が出る」モデル(セッション提供・単発サービス等)。ストック型は「一度作ると繰り返し収益になる」モデル(コンテンツ販売・サブスク・仕組み化された講座等)です。

  • フロー型:コーチングセッション・単発コンサル・個別指導・出張作業
  • ストック型:月額サブスクサービス・テキスト教材・オンデマンド動画・アフィリエイト
初心者がまずフロー型から始める理由

初心者が最初からストック型に進もうとすると、ほぼ例外なく失敗します。なぜなら、「何が売れるか」「誰に刺さるか」「どんな言葉で伝わるか」という市場感覚が、まだないからです。これはフロー型で実際にお客さんと向き合う経験を通じてしか育てられません。

起業18フォーラムにいた村田さん(仮名・40代前半・会計事務所勤務)は、最初からオンライン講座(ストック型)を作ろうとして6ヶ月を費やしました。しかし受講生が集まらず、収入はゼロのままでした。転機は、個別コンサルティング(フロー型)を月3万円で受けてくれる人を見つけたことです。実際に話してわかった「お客さんの言葉・悩みの深さ・疑問のパターン」を元に講座を作り直したところ、3ヶ月後には受講生が集まり始めました。現在は在職中のまま月収14万円を安定させています。

  • まずフロー型で顧客と話し、「どんな言葉で悩んでいるか」を把握する
  • フロー型で出た実績・事例・言葉をストック型のコンテンツに転用する
  • ストック型は「フロー型が安定した後の次の一手」と考える

今すぐ自分のサービスを「フロー型で提供するとしたら何が提供できるか」を1行で書いてみてください。それがあなたの起業の最初の商品です。ストック型はその先にあります。

商品を出すタイミングがわかりません。完成度の基準を教えてください
● 質問 起業準備として自分のサービスを作っているのですが、「まだ完成していないから出せない」という状態がずっ

最初に「売れる感覚」を手に入れてから、仕組みを作る。この順番を守ることが、長続きする起業の条件です。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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