三四郎小宮さんが起業するならこんな仕事!?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

マセキ芸能社所属のお笑いコンビ「三四郎」。ツッコミ担当の小宮浩信さんは、独特なルックスと品の良さで人に好かれる、不思議な魅力の持ち主です。

この記事はもともと「小宮さんが起業するならどんな仕事が向いているか」を勝手に想像する企画でした。ところが2026年現在、小宮さんはYouTube・PIVOTの不動産ビジネス番組でMCを務めています。数年前にこの記事が想像した方向に、現実の小宮さんが歩み出していました

有名人を入り口に「強みをどう仕事に変えるか」を考えると、起業準備のヒントが見えてきます。小宮さんの歩みを、起業18フォーラムの視点でたどってみます。

ポイント 三四郎・小宮浩信さんはどんな人?

三四郎のツッコミ担当・小宮浩信さんの経歴と歩み

三四郎

小宮さんは1983年に東京で生まれました。父親は研究員、母親は塾講師という家庭で育ち、実家は資産家として知られています。公立小学校を卒業後、成城学園の中学・高校に進みました。

高校では留年も経験しています。高校1年生のときに母親を亡くしたことが背景にあったと、本人がテレビで語っています。恵まれた環境の中で、人には見えにくいつまずきも抱えてきた人です。

高校卒業後はお笑いの道へ進みました。人気番組「ゴッドタン」出演の2日前、駅へ走る途中で転倒して足を骨折し、前歯も欠けてしまいます。その状態のまま車椅子で番組に出演したところ、シュールな姿が話題を呼び、大きく注目されました。アクシデントを隠さず見せたことが、かえって人柄の魅力として伝わった出来事です

ポイント 2026年の小宮さんは、すでに「不動産」の世界にいた

2026年に小宮さんが立っている不動産メディアの場

高円寺

この記事の旧バージョンでは、小宮さんがかつてテレビで「引退後はアパート経営をしたい」と話していたことを取り上げ、不動産にまつわる仕事が似合うのではないかと書いていました。

それから数年。2026年現在、小宮さんはYouTubeで配信されているPIVOT公式チャンネルのビジネス番組「不動産SKILL SET」でMCを務めています。「起業するなら」という想像が、実際の活動として現実になっていました。芸人としての発信力と、もともと持っていた不動産への関心が、ひとつの仕事につながった形です。

ほかにも、FODの「平子と小宮のずっと高円寺にいるテレビ」でレギュラーを務め、2026年1月放送の「炎のチャレンジャー」の企画では、8時間耐久のかくれんぼに挑んで1000万円を獲得しました。テレビ・ラジオ・動画配信と、活躍の場は広がり続けています。

不動産番組のMCという仕事は、小宮さんの「もともと興味があったこと」と「芸人としての強み」が重なった場所に生まれました。関心と強みが交わるところに、その人らしい仕事が生まれます。これは芸能人に限った話ではありません。

ポイント 小宮さんの強みを、起業の視点で分解する

起業の視点で見た小宮さんが持つ3つの強み

三四郎

小宮さんがビジネスに向いていそうに見えるのは、華やかさのためではありません。起業の視点で見ると、地味だけれど強い3つの要素が見えてきます。

  • 品の良さ:学んで身につけにくい、その人だけの持ち味
  • 人を大切にする姿勢:相方や周囲への気づかいが信用につながる
  • 自分の経験を堂々と語れる力:留年やつまずきも隠さず話せる

拙著『起業神100則』に「名もなき強み」という考え方を書きました。資格や肩書きのような目立つものではなく、その人が当たり前にやっていて自覚しにくいものこそが、起業では「選ばれる理由」になります。小宮さんの品の良さや人柄は、まさにこの名もなき強みにあたります

留年やいじめといったつまずきの経験も、見方を変えれば強みです。恵まれて見える人ほど、そうした経験を弱みとして隠してしまいがちです。小宮さんはそれを隠さず話せます。だからこそ、つまずいた人の気持ちがわかる人として信頼を集めます。

ポイント もし小宮さんが起業するなら、どんな仕事が向いている?

小宮さんの個性から考える向いている事業の形

成城

不動産メディアのMCはすでに現実になりました。ここでは小宮さんの強みから、ほかにどんな方向が考えられるかを想像してみます。

人を支える「教育・場づくり」の仕事

留年やいじめを経験し、つまずいた人の気持ちがわかる小宮さんなら、子どもや若者の居場所づくりに向いていそうです。学校になじめない子のためのフリースクールや、学び直しの場のような事業です。成績ではなく一人ひとりの事情に寄り添える人は、こうした場で信頼されます。

地元・高円寺を軸にした「コミュニティ商売」

小宮さんは高円寺の街と縁が深く、地元を題材にした番組も持っています。地域に根ざした飲食店や、街の魅力を発信するメディアなど、顔の見える範囲で人とつながる商売も似合います。小宮さんの強みは大きく稼ぐことより、人に好かれて長く続けることにあります

ポイント 小宮さんから、起業準備中のあなたが学べること

小宮さんの歩みから学ぶ自分の強みの活かし方

point

小宮さんの話を、芸能人だから特別だと片づけてしまうと、もったいないと思います。不動産番組のMCという仕事は、「不動産への関心」と「人に伝える力」という、すでに持っていたものが重なった場所に生まれました。順番が逆ではない点が大事です。新しい才能を身につけたのではなく、もとからあったものの組み合わせが仕事になったのです。

起業18フォーラムのセミナーに来る方の多くが、「自分には特別な強みがない」と言います。けれども26年・60,000人の起業準備を見てきて感じるのは、強みがない人はいないということです。足りないのは強みそのものではなく、自分の当たり前を強みだと気づく視点のほうです

小宮さんがアクシデントや留年を隠さず語れるように、あなたの回り道や苦手の克服も、同じ立場の人にとっては価値ある経験になります。まずは、自分が人より少しだけ長く続けてきたことや、苦労して乗り越えた経験を、3つ書き出してみてください。それが「名もなき強み」を見つける最初の一歩です。

そのうえで、その強みと、自分が前から関心を持っていたテーマが重なる場所はどこかを考えてみましょう。小宮さんにとっての「不動産への関心」にあたるものが、あなたにもきっとあります。在職のままでも、その重なりを小さく試すことはできます。

有名人の歩みは遠い世界の話に見えて、強みの活かし方という点では、私たちの起業準備とまっすぐつながっています。小宮さんがこれからも多くの人に笑顔を届けてくれることを願いつつ、この記事を起業準備の一歩のヒントにしていただければ幸いです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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