会社員のまま起業するのに、お金はどのくらいかかるのでしょうか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

現在、会社員として働いていますが、将来的には自分の力で何かを始めたいという思いが強くなってきました。とはいえ、いきなり退職するのはリスクが大きいため、まずは今の仕事を続けながら、副業として小さく起業を始めたいと考えています。

ただ、実際に起業となると、どのくらいのお金が必要になるのかが分からず、不安を感じています。開業資金や初期投資など、費用の目安について教えていただけないでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

起業にかかる費用は、「どんなビジネスを始めるか」によって大きく変わってきます。

物販のように仕入れが必要な業種や、サロンやカフェのように設備が必要な業種では、当然ながらまとまった初期投資が必要になります。一方、Webサービスやスキルを活かしたフリーランス的な事業(ライター、デザイナー、コンサルタントなど)であれば、ほとんど資金をかけずに始められるケースも多いです。

実は、「開業する」ということ自体には、ほとんどお金はかかりません。

資金がいくらあれば起業できるのでしょうか?
● 質問資金をいくら準備すれば、起業できるようになるのでしょうか?貯金がいくらになったら、会社を辞めても良いのでしょうか?  ● 回答いくら準備すれば良いかにつきましては、業種によりますね。手作りアクセサリーを作るお仕事であれば、物によって材料は数千円くらいからできるでしょうし、メルカリで販売すれば初期費用もかかりませんね。趣味で起業する人は、今使っている道具があれば使えますし、趣味に費やしているお金がそのまま開業に回せることもあるでしょうから、追加資金は必要ない場合もあります。カフェや店舗で開...

個人で事業を始める場合、必要なのは「開業届」(正式名称:個人事業の開廃業届出書)の提出だけです。この手続きには、登録料や申請料などは一切かかりません。

書類は国税庁のホームページから無料でダウンロードできますし、最寄りの税務署で直接もらうことも可能です。

つまり、「起業=大きな資金が必要」というイメージに縛られる必要はありません。まずは小さく始めて、収益を上げながら徐々に育てていくスタイルでも、十分に成り立ちます。

まずは、どんなサービスや商品を提供したいのか、どんなスタイルで始めたいのかを明確にし、それに見合った費用感を見積もってみましょう。その時点で、必要な資金が実は思っていたより少ないことに気づく方も多いはずです。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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