記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
「○○株式会社の田中です」。この一言だけで、電話は折り返してもらえるし、商談のアポも取れる。会社員として当たり前にやっていることの裏側には、実は「会社の信用」がある。でも独立した瞬間、それが全部消えます。
会社員の「信用」は借り物だった

「○○株式会社の田中です」が通じなくなる日
会社に勤めていると、気づかないうちに「信用」を会社から借りています。「○○株式会社の田中です」という一言で、相手はある程度の信頼を寄せてくれる。電話が折り返してもらえる。商談のアポが取れる。
ところが、独立した途端にこれが消えます。「田中です」だけでは、誰も何も想起できない。自分で信用を積み上げていない人にとっては、独立した瞬間から「信用ゼロ」のスタートになってしまうのです。
だから会社員のうちに、在職中に、信用を少しずつ作っておくことが重要です。これは準備の話ではなく、独立後の生存に直接関わる話です。
信用は「商品力×発信力×信用力」の掛け算で作られる

信用力だけ上げても商品がなければ売れない
「信用を作る」というと、SNSでフォロワーを増やすことだと思っている人が多いです。でもそれは一側面でしかありません。起業の成果は「商品力×発信力×信用力」の掛け算で決まります。
この3つは掛け算なので、どれかひとつでもゼロだと結果もゼロになります。
- 商品力:お客さんの問題を解決できる商品・サービスがあるか
- 発信力:その商品の存在を、必要な人に届けられているか
- 信用力:あなたに頼もうと思えるだけの実績・誠実さが見えるか
多くの会社員が苦手なのは「発信力」です。でも正直なところ、発信が苦手でも信用は作れます。信用の核心は「発信の量」ではなく「約束を守り続けること」と「困っている人に手を差し伸べ続けること」です。
- 「言ったことをやる」を小さなことから繰り返す
- 期待値より少し上のアウトプットを出し続ける
- 問題が起きたときに逃げない。報告・連絡・相談を欠かさない(信用の損失は、積み上げより速く起きる)
起業18フォーラムの参加者を長年見てきた経験では、在職中から発信を続けた人は、独立後の最初の受注までにかかる期間が明らかに短い傾向があるというパターンが見えてきます。
実例紹介:在職中に信用を積み上げた会員の成功パターン

起業18フォーラムの成功事例を見ると、在職中から信用の積み上げに着手した人に共通するパターンがあります。(会員の成功事例一覧はこちら)
多くの場合、大きなスキルや資格を持っていたわけではありません。「自分では当たり前だと思っていた業務知識や経験」を丁寧に発信し続けた人が、最初のお客さんを呼び込んでいました。これを「名もなき強み」と呼んでいます。
- 知:会社員時代に蓄積した専門知識を、わかりやすく言語化して発信
- 人:発信を見た知人・同僚から「こんな相談がある」と声がかかる
- 金:最初の仕事は職場外のつながりから。報酬より「実績と信用」が目的
「まだ独立していないのに発信するのは早い」という感覚を持つ人もいます。でも逆です。独立する前だからこそ、プレッシャーが低い状態で発信の習慣と信用の種を作れます。
今日からできる「信用の積み上げ」3ステップ

信用を作るのに特別な才能は必要ありません。今の自分が持っている知識・経験・視点を、困っている人に届ける行動を小さく始めることが出発点です。
- まず「自分が得意なこと・詳しいこと」を1つ書き出す
- それを必要としている人が検索しそうなキーワードで、短い発信を週1回する
- 反応があった人には丁寧に応答し、「次も聞きたい」と思ってもらう
信用はコツコツと積み上げるものです。1日で消えることもあれば、何年もかけて積み上げたものが独立の礎になることもあります。会社の肩書きがある今が、最もリスクなく信用の種を蒔ける時期です。どんな種を蒔くか、一緒に考えてみませんか。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
★【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!
★【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!
