記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員のかたわら、ひとりで起業準備を進めています。商品名・価格・発信のどれを決めるかで毎週迷い、結局何もできずに週末が終わります。外注するほどの予算もなく、家族や同僚には本音で相談できません。
一人で前に進む方法はありますか?

● 回答
ひとり起業で止まる原因は、一人で作業することではなく、一人で判断し続けることのほうにあります。作業は一人でも進みますが、判断は他者の目が一度入らないと、自分の中で堂々巡りになります。外注の前にやることがあるとすれば、相談相手を1人決め、週1回だけ判断を外に出す「判断会議」を仕組みとして作ることでした。
具体と抽象の話で整理すると、商品名や価格は具体の作業に見えて実は抽象度の高い判断です。具体の作業(チラシ作成・発信文の下書き)は一人で進められますが、抽象度の高い判断(誰に売るか・いくらにするか)は一人だと先送りになります。判断と作業を分けて、判断のほうだけ他者の目を通す習慣にするのが、ひとり起業を続ける人の共通点です。
拙著『1億円稼いでいる人は何をしているのか?』にも書いたのですが、時間の使い方は「重要×緊急」の4象限で整理できます。ひとり起業で止まる人は、重要だけれど緊急ではない判断(商品設計・価格・誰に売るか)を、ずっと先送りにしがちな象限に置いてしまいます。これを週1回の判断会議という枠に入れるだけで、先送りができなくなります。
判断会議の作り方は、シンプルにこの4点だけ決めてください。
- 頻度:週1回・30分だけ・曜日と時刻を固定する
- 相手:本音で話せる1人(家族・同僚以外が理想)
- 議題:商品名/価格/次の1人/やらないことの4つに限定する
- 記録:紙1枚に判断結果を書き、次回の冒頭で結果を確認する
会員さんの三輪さん(仮名・40歳・既婚・子なし・SE)は、最初の1年を完全に一人で準備し、商品名と価格を毎月変えてはやり直す状態に陥っていました。起業18フォーラムの勉強会で「判断と作業の分離」を学んだあと、月1万円で相談相手を一人外に持ち、週1回30分の判断会議を始めたそうです。
議題は商品名・価格・次の1人・やらないことの4つに固定。判断結果は紙に書き、次回の冒頭で結果を確認する流れにしました。その結果、商品名と価格は判断会議の3回目で決まり、半年で月5万円、14ヶ月目には月15万円の継続収入になりました。一人で抱える時間が減ったぶん、家族との会話が穏やかに戻ったというのが、三輪さんが一番喜んでいた変化でした。
ひとり起業は、孤独に耐える競技ではありません。判断だけを外に出す仕組みを作れば、作業の自由は保ったまま、迷いが減って前に進みやすくなります。

判断会議の最初の1回は、紙1枚と相手1人さえあれば始まります。次の土曜の朝30分、誰と何を話すかをいま決めてみてください。
一人で抱える時間を減らせると、商品名や価格の迷いは想像以上に小さくなります。まずは週1回だけ、判断を外に出す予定を先に置いてみてください。
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