記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
脱サラして起業しようと思っているのですが、「辞めてから本格的に準備を始めよう」と考えています。会社を辞める前に何かやっておいた方がいいことはありますか?
現在42歳、会社員10年目で、今の職場での積み上げを活かしたビジネスを検討しています。うまくいくか不安で、思い切れずにいる状態です。

● 回答
「辞めてから準備する」は、かなり遠回りになります。いや、遠回りどころか、会社を辞めた瞬間から手持ちの資金が減り始め、焦りが判断を鈍らせます。26年の相談経験で、この順番でうまくいった人は非常に少ない。逆に、在職中にしっかり準備して退職した人は、驚くほどスムーズに初期の壁を越えています。
在職中にやっておくべき3つのこと
まず、具体的にやるべきことをお伝えします。これを辞める前に終わらせてから退職することを、強くすすめます。
- 最初の1人のお客さんを見つける(または見込み客と連絡を取り合える関係を作る)
- 月10万円未満でいいので、起業準備の収入を在職中に1度でも作る
- 自分の商品・サービスのプロトタイプを作って、知人に試してもらう
この3つが揃っていれば、退職後の「ゼロからスタート」という恐怖が大幅に和らぎます。会社を辞める理由は「準備が完了したから」であるべきで、「現状から逃げたいから」は最もリスクが高い動機です。
「在職中の準備期間」を活かす本当の理由
会社員でいる間は、いくつかの強みを活かせます。まず、失敗しても月給がある。次に、仕事で日々出会う人たちが潜在的な顧客や紹介者になり得る。そして、社会的な信用(会社員という肩書き)が商談を後押しします。
日本政策金融公庫の「2024年度新規開業実態調査」によると、起業者の平均年齢は43.6歳、40代が37.4%と最多です。あなたと同じような年齢の人が、実際に多く起業しています。「もう遅い」ではなく、「今がちょうどいい年齢」なのです。
- 月給という安全ネットがある状態で試行錯誤できる
- 本業での人脈・信用を起業準備に直接活用できる
- 準備期間中に商品を磨き、顧客の声を集められる
- 退職後に「すでに顧客がいる」状態でスタートできる
脱サラ後に後悔する人に共通するパターン
「辞めてから始める」ルートで苦労した方に共通しているのは、退職後に初めて「何を売るのか」「誰に売るのか」を考え始めることです。時間的・精神的な余裕があれば問題ありませんが、貯金が減り続ける中でゼロから考えるのは非常に苦しい。
「辞める前に1件でも売る経験をする」。これが最強の準備です。どんなに小さくてもいい。1円でも稼いだ経験が、見える景色を完全に変えます。
42歳・在職10年のキャリアは、起業準備の材料として十分すぎるほど豊かです。ぜひ、そのまま辞める前に動き始めてみてください。応援しています。
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