資格勉強も起業準備も3ヶ月で諦めてきた人、続けられる仕掛けはある?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

会社員ですが、これまで資格勉強や起業準備を何度始めても、だいたい3ヶ月で気持ちが切れてしまうタイプです。こんな飽きっぽい性格でも、起業準備だけは続けられるものでしょうか?

起業前質問集

● 回答

続かないのは性格の問題ではなく、続かないものを選んでいるだけです。飽きっぽさを直そうとするのではなく、飽きないものを起点に組み立てる。順番を入れ替えるだけで、景色は変わります。

「3ヶ月で飽きた」事実が教えてくれること

起業準備は、始めることよりも続けることのほうでつまずきやすいものです。続かない人は珍しい話ではなく、入口で立ち止まる人は少なくありません。

ですが、よく考えてみてください。3ヶ月続いた、という事実は「あなたが完全に興味を失ったわけではない」という小さな証拠でもあります。何の関心もないことは、人は3日も続きません。資格勉強でも起業準備でも、3ヶ月続いた時点で、あなたの中に何らかの動機があった。問題は、その動機と「やっている対象」が合っていなかった、ということです。

起業18フォーラム会員・木下さんの組み立て直し

起業18フォーラム会員の木下さん(仮名・40代前半・男性・ITメーカー営業職・既婚で小学生子1人)も、はじめは「何から始めればいいか正直わからない」状態で参加されました。過去には宅建・FP・プログラミングスクールに次々と挑戦し、毎回3ヶ月で挫折を繰り返してきた、と打ち明けてくれました。

フォーラムの勉強会で「過去に2年以上続いた行動を全部書き出してみてください」と促されたとき、最初は何も思い浮かばなかったそうです。けれど一晩考えて出てきたのが、釣り・近所の子どもへの算数指導・休日の写真撮影でした。どれも誰にも頼まれず、お金にもならないのに、10年以上続いていました。そこから「子どもの算数つまずき相談」を週末オンラインで小さく始めて、現在14ヶ月目、月額3,500円の継続会員が12人。本人は「初めて、止めようと思わない感覚を知った」と話してくれました。

拙著『会社を辞めずに朝晩30分からはじめる起業』に「自分が今までに何度も人に説明してきた話を10個書き出す」という考え方が出てきます。木下さんがやったのも、まさにこの作業の延長線です。

飽きる人と続く人の決定的な分岐点
3ヶ月で止まる人の典型パターン

  • 流行りの業界・話題のスキルから入る
  • 月収◯万円という金額目標が最初に来る
  • 知識を増やすことが目的になってしまう
  • 周りが結果を出していると焦って手を広げる
  • 飽きた瞬間「自分には向いていない」と判定する
飽きっぽいタイプでも続けられる組み立て方

  • 2年以上続いた行動・趣味・人助けを起業の素材にする
  • 週ごとに「何が楽しかったか」を1行だけ記録する
  • 1ヶ月単位で振り返って小さな修正を入れる
  • 「同じ業種の成功者」より「同じペースの仲間」と歩む
  • 飽きた瞬間を「やめる合図」ではなく「修正する合図」に変える

今夜、過去に2年以上続いている行動・趣味・人助けの経験を5個書き出してみてください。料理でも、子どもの宿題を見ることでも、近所のおじいちゃんの相談相手でも構いません。あなたが意識せずに続けていることの中に、起業準備の素材は必ず眠っています。

起業準備の6ヶ月ロードマップ|会社員のまま朝晩30分で進める100階段の登り方
「いつか動こう」と何年も止まったまま、また一週間が過ぎてしまう。ロードマップが見えていない状態で行動を起こそう

今週末、その5個の中から「最も身近な誰かに届くもの」を1つだけ選んでみてください。飽きっぽさを直そうとせず、飽きずに続いているものを起点に組み立て直す。それだけで「自分は意志が弱い」という長年の自己評価が、まるで違う意味を持ち始めます。


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

起業アイデア診断
【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!

【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!

ポイント この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます!