記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
SaaS系エンジニアで、夜活で起業準備中です。ChatGPTを使って毎日10件のSNS投稿を作って流していますが、半年経ってもいいねもDMもゼロです。AIで集客できると思って始めましたが、もう詰みなのでしょうか?
何を変えれば反応が出るのか教えてください。

● 回答
AIで投稿数を増やせば集客できると思っていませんか。実は逆で、AI投稿を増やすほど発信は薄まり、相談される入口を作っていない人ほど反応はゼロに収束します。詰みではなく、設計が「投稿量産」のままで「入口導線」がない状態です。直すべきは投稿の中身ではなく、投稿の前と後ろにある3箇所です。
AI集客で誤解されている前提
AIで集客できる人を観察すると、共通しているのは「すでに自分の言葉で売れるコンテンツを確立している」という1点です。AIはその省力化・拡散・分析のために使われているだけで、AIが0から何かを生み出して勝手に客が集まる構造はどこにもありません。
AIは増幅装置であって、ゼロを1にする装置ではないのです。
総務省『令和7年版 情報通信白書』では、日本の生成AI個人利用率は26.7%で、前年の9.1%から大きく伸びた一方、米国68.8%や中国81.2%などに比べると低い水準とされています。
今後AIを使う人が増えるほど、同じような出力をそのまま投稿するだけでは「読み手にとっての差」が消えていきます。
直すべき3箇所
- 箇所1:プロフィール(読んだ人が「何の専門家か」即答できない)
- 箇所2:相談メニュー(投稿を読んだ人が次にどこへ進めばいいか分からない)
- 箇所3:質問フォーム(DMやメールで連絡する敷居が高い)
投稿の中身をAIで磨いても、この3箇所が空のままでは反応に結びつきません。直す順番は箇所1→箇所2→箇所3が最短です。
プロフィールに入れる固有情報
プロフィールに入れるべきは「経歴」ではなく「読み手が想像できる固有の場面」です。「SaaSエンジニア」より「中堅SaaS企業で5年運用+マイクロサービス分割の現場担当」のほうが、読み手の中で像が結びます。固有名詞・年数・場面の3点を入れるだけで、AI生成投稿の海から浮き上がります。
拙著『1億円稼いでいる人は何をしているのか?』第4章にこんな整理があります。発信の理想配分は「自分発信2割+他者発信8割」。自分の投稿だけで反応を取りに行くのではなく、他者からの紹介・引用・推薦で8割を構成する設計です。
プロフィールは「他者があなたを紹介する時に使う言葉のたたき台」と捉え直すと、書く内容が変わります。
起業18フォーラムの栗田さんの転換
起業18フォーラムの栗田さん(仮名・40代前半・男性・IT系SaaSエンジニア・独身・夜活で起業準備中)は、まさに同じ詰まり方をされていた方です。月収55万円・本業に支障なし・夜の2時間でAI投稿を毎日10件流していました。半年で反応ゼロ。
転機は、自己流の投稿量産をやめて起業18フォーラムの勉強会に参加し、「投稿の前と後ろを設計する」順番を学んだことでした。投稿数は1日10件から1日1件に減らし、代わりにプロフィールを書き直し・相談フォームを設置・SaaS導入相談メニュー(45分・無料)を1本立てました。
切り替え後2ヶ月で初DM、3ヶ月で初相談、6ヶ月目に有料化(1件8,000円)。現在は本業のSaaS知識を活かした「中堅企業向けSaaS導入相談」が月18万円の継続収入になっています。投稿量を減らしたことで反応が増えた、典型的な転換です。
AIに任せる部分・任せない部分
- 任せる:投稿の見出し案・誤字チェック・読み手の悩みパターンの分類
- 任せる:相談記録のFAQ抽出・読み手プロフィールの整理
- 任せない:プロフィール本文の最終仕上げ(自分の言葉が必要)
- 任せない:相談メニューの料金設定(経験で判断する)
AI投稿で反応がゼロになる本当の原因は、AIが悪いのではなく、人が「投稿を流すだけ」で発信が完結していると思い込んでいる点です。明日の朝、自分のプロフィールを開き、「読み手が想像できる場面」が1行でも入っているか確認してみてください。

毎日10投稿を流す体力で、プロフィールと相談メニューの1行を週1回書き直してください。
発信は「量」ではなく「相手が次の一歩を踏める設計」で、ようやく反応に変わります。
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