記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
子育て中で家事や育児の合間に起業準備を進めようとしていますが、毎日予定通りに動けず3ヶ月で止まってしまいました。
家事のスキマ時間で続ける方法はないのでしょうか? それとも別の時間設計が必要なのでしょうか?

● 回答
「家事育児のスキマでなら起業準備を続けられる」と考えて始めて、3ヶ月で止まる方が多いです。スキマ時間は予測がつかず、毎日の作業時間が1分から60分まで揺れるため、習慣として定着しないからです。続いている人は、スキマではなく「固定30分」を先に確保しています。
パーソル総合研究所の調査によると、女性の50代正社員で在職中のスモールビジネスを動かしている割合は6.2%、男性5.7%とほぼ同水準です。「時間がない」が止まる主な原因ではなく、「予測できない時間に依存している」ことが本当の原因なのです。固定枠の有無が、続くかどうかの分かれ目になります。
拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』ではこの問題を「完璧主義は最大の敵」の章で深掘りしていて、「家族の時間を完璧に整えてから自分の時間に取り掛かる」順番を捨てるよう勧めています。順番を逆にして、自分の30分を最初に確保するのが続く人のやり方です。
- 朝の30分を固定枠にする(起床直後・家族が起きる前)
- その時間にやる作業を「3つ以内」に絞る
- 夜の30分は予備枠とし、できなくても自分を責めない
- 家族には「この30分だけは私の時間」と最初に伝える
起業18フォーラムにいた野口さん(仮名・30代後半・女性・元企業広報・現在は主婦・夫と未就学児2人)は、最初の半年は家事のスキマ時間で動こうとして、子どもの体調や夫の出張で予定が崩れるたびに自己嫌悪を繰り返していました。起業18フォーラムに参加して、勉強会で「固定30分が先・スキマは後」の整理に出会い、家族会議の上で朝5時半〜6時の30分を専用枠に決めました。
野口さんが朝の30分でやることは、ノート1ページ分の振り返りと、当日のタスクの確定の2つだけ。具体的な作業は子どもの昼寝中に回すスタイルに変えたところ、3ヶ月目から作業の蓄積が見え始めました。10ヶ月目に元同僚から最初の3万円の業務委託、現在16ヶ月目で月収8万円の継続契約を続けています。
続く人は「30分でやれる量」を先に決め、続かない人は「やりたい量」を先に決めます。順番が逆になるだけで、3ヶ月後の到達点は別物になります。

速度は落としても、方向は変えない。完璧な家事の合間に動こうとしないでください。明日朝の30分だけが、半年後の景色を作ります。
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