記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員のまま月数万円の起業準備を始めたいのですが、不安が大きく「安全に始められる道はないか」と毎日検索しています。
家族に迷惑をかけたくないので、リスクゼロで進められる「安全な道」は存在するのでしょうか?

● 回答
「会社員の起業準備に安全な道はある」と思っていませんか? 結論からたどると、リスクゼロという意味での安全な道は存在しません。けれども、リスクをコントロールできる範囲に収める道はあります。この違いを最初に飲み込めるかどうかで、その後の半年が大きく変わります。
パーソル総合研究所の在職中の収入活動に関する調査によると、50代正社員で実際に在職中のスモールビジネスを動かしている男性は5.7%、女性は6.2%にとどまります。「興味はあるが動けていない9割の会社員」が探しているのは、安全な道ではなく『漠然な不安が消える根拠』なのです。パーソルの数字は、検索行動と実行率のあいだに大きな谷があることを示しています。
拙著『起業神100則』にはこんな仮名事例が載っています。「不安の正体は『漠然』であり、紙に書き出した瞬間に対処できる具体に変わる」という考え方です。安全という言葉の中身を分解すると、たいてい次の4つに分かれます。
- 失っても生活が続く金額の上限はいくらか
- 本業に支障が出ない時間枠はどこか
- 家族との合意ラインはどこまでか
- うまくいかなかったときの戻り道はどう設計するか
起業18フォーラムにいた澤口さん(仮名・40代前半・女性・損害保険会社・夫と小学生の子ども1人)は、最初の半年は独学で「安全な始め方」を検索し続けていたものの、月収は0円のまま動けずにいました。起業18フォーラムに参加して、勉強会で「不安は紙に書いた瞬間に具体的な課題になる」という整理に出会い、その夜に上の4つの問いに自分の数字を書き入れたそうです。
澤口さんが書いたのは「予算20万円・本業に支障が出ない朝晩30分・夫との合意は月5万円超えたら家計に算入・戻り道は半年休止」の4行でした。書いた翌週から週末の30分だけ動き出し、9ヶ月目に最初のクライアントから月3万円、現在14ヶ月目で月7万円の継続契約2社を会社員のまま継続しています。
「安全な道」を探す検索は、たいてい不安を消すために行われます。本当に必要なのは、不安を消すことではなく、不安をコントロールできるサイズに切り分ける作業です。26年の支援現場で、このひと手間を済ませた会社員ほど、半年後の到達点が違いました。

「安全な道」と思えるその検索ボックスを、「リスクの上限を決める4つの問い」に置き換えてみてください。それだけで、止まっていた半年が動き出すことがあります。
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