記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員10年目です。社外の交流会に時間とお金をかけて人脈を広げてきましたが、起業準備を始めてみると、肩書きで集まった人たちの多くは独立後には連絡が取れなくなると聞きます。
在職中だからこそ作れる、独立後にも残る人脈はどこにあるのでしょうか? 気をつけるべき点も教えてください。

● 回答
「肩書きで集めた100人より、自分自身で繋がった3人」という相談を、起業18フォーラムで何度も受けてきました。実際、退職と同時に交流会で交換した名刺の9割以上は連絡が途絶えます。独立後も残る人脈は「肩書き経由」ではなく「個人として時間と価値をやりとりした関係」だけです。
拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』に「強い人脈/弱い人脈」という考え方を書いています。強い人脈とは「失業したとき電話で仕事を紹介してもらえる仲」です。異業種交流会のはしごで集めた名刺ではなく、長期にわたって信頼を積み重ねてきた数人を指します。
- 独立後に消える人脈:交流会・パーティで一度名刺交換しただけの相手
- 独立後に残る人脈:仕事で何かを一緒にやり遂げた相手・困ったとき助けてくれた相手
- 競業避止リスク:在職中の取引先・同業他社への直接アプローチは慎重に
- 会社の機密情報を持ち出した人脈活用:契約違反のリスクが高い
では会社員時代だからこそ作れる人脈とは何か。私のこれまでの起業支援の経験では、次の3領域がもっとも独立後に効きます。
- 領域1:取引先の現場担当者(プロジェクトを共にやり遂げた相手)
- 領域2:他部署の同期・先輩(社内プロジェクトや勉強会で接点を持った相手)
- 領域3:業界横断の勉強会・コミュニティで出会った同年代
これらは在職中だからこそ自然に時間を共にでき、独立後に「仕事を紹介してくれる」「相談に乗ってくれる」関係に育ちます。退職してから慌てて人脈を広げるのではなく、在職のいまから「個人として」連絡を取れる関係を月1件ずつ深めていくことをお勧めします。

会社員時代の人脈は、在職中にしか「自然に」育てられません。名刺の数を増やすより、すでに繋がっている人と個人として連絡を取り合う頻度を上げる方が、独立後の足場づくりとして遥かに効きます。
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