記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
起業準備を始めようと思っているのですが、すでに同じジャンルで活動している人が大勢います。差別化が必要だとよく聞くのですが、自分にはこれといった強みもなく、どう違いを作ればいいのか見えません。
何から考えればよいですか?

● 回答
「差別化=特別なスキルを持つこと」と思っていませんか。実際には、差別化はスキルの差ではなく、「あなたを最初に知ったときの印象」の差で決まります。多くの人がこの順番を逆に理解しています。
よくある誤解:スキルを磨けば差別化できる
同業者と差別化しようとして、追加で資格を取り、講座を受け、機材を揃える方向に走る人がたくさんいます。けれど、お客様の立場で考えると、最初にあなたを知るのはSNSのアイコンであり、プロフィール文の最初の一行であり、ブログの冒頭です。スキルは検討段階で初めて見られる情報であり、最初の入口ではありません。
実態:「第ゼロ印象」が選ばれるかどうかを決める
拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』に「第ゼロ印象」という考え方が出てきます。第一印象の前段階、つまりSNSやブログで初めてあなたを知ったときに生まれる印象のことです。お客様は、第ゼロ印象でフォローするか・記事を読むかを決めています。
40代女性で、同業のビジネスコーチが大勢いる中で起業準備を立ち上げた野中さん(仮名)の例。スキル自体は同業者と差はありませんでしたが、プロフィール写真を「自然光のオフィスで真剣に話を聞いている横顔」に統一し、自己紹介文の1行目を「20年間、苦手だった会議進行を、コーチングで克服した話を毎週発信しています」に変えました。プロフィールを変えた翌月から、相談件数が3倍になりました。
差別化の出発点:自分の物語の言語化
- プロフィール写真を「あなたの仕事のシーン」に揃える
- 自己紹介文の1行目を「過去の苦労」と「今の専門」をつなぐ一文に
- SNSの背景画像・固定ツイート・ブログヘッダーを統一する
- 発信内容を「自分の物語の延長」に絞り、一般論を投稿しない
差別化はスキルの差ではなく、「同じスキルを持つ人の中で、自分はどんな物語を背負っているか」の差です。過去の失敗・苦手だったこと・回り道した経験こそ、最強の差別化要素になります。完璧な経歴を装うより、リアルな物語を語ったほうが選ばれます。
- 同業者のプロフィールを真似てしまい個性が消える
- 「実績ゼロだから」と過去の物語を語らずスキルだけを並べる
- 専門用語ばかりで「読み手にとっての価値」を書いていない

差別化はスキル磨きの前段階で決まっています。あなたの物語を整えることが、最初の1人のお客様に届く最短距離になります。
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