記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
大手メーカーで20年働いてきました。最近、独立を考え始めたのですが、「会社の肩書きがなくなったら、自分には何も残らないのでは」と不安です。
会社員でいるうちから、個人として選ばれる準備をすることはできますか?

● 回答
結論から言うと、会社員のうちにこそ、個人で選ばれる準備はできます。むしろ退職後に始めるのではすでに遅すぎるのが、起業18フォーラムで支援してきた現場の感覚です。
前提を変える:「自分は0」から始まる
拙著『起業神100則』に「自分は0」前提という考え方が出てきます。会社員時代に積み上げた信用・役職・人脈の多くは、独立後にはほとんど通用しないという出発点に立つ、という話です。この前提を在職中に受け入れた人ほど、独立後の最初の半年が穏やかに進みます。
逆に、会社の肩書きへの自信が強い人ほど、独立後に「思ったより仕事が来ない」現実に直面したときの落差が大きくなります。50代で大手メーカーの部長まで務めた男性が、独立から半年で精神的に消耗した、という相談は珍しくありません。
在職中にできる3つの「個人の証拠づくり」
- 自分名義のブログ・noteを月4本ペースで更新する
- 勉強会・社外コミュニティに月1回参加して個人として顔を出す
- 起業準備として小さな受注を始め、お客様の感想を文書で残す
50代前半・元食品メーカー商品開発の坂上さん(仮名)は、退職の2年前から自分名義のブログで「商品開発の現場目線」を週1本発信し始めました。退職時点で記事は90本、定期読者が300人ほど。独立直後の最初の問い合わせは、すべてブログ経由で、会社の取引先からは1件も来ませんでした。これは平均的なパターンです。
在職中にやってはいけないこと
- 「退職後に動けばいい」と先延ばしし、在職中に発信ゼロのまま辞める
- 会社の取引先に「独立したらお願いします」と内々に約束を取り付ける
- 会社のメールアドレスや名刺に依存した人脈管理を続ける
個人ブランドは、ある日突然できるものではなく、月単位の積み上げの結果として残ります。独立予定日から24ヶ月前には発信を始めるのが、起業18フォーラムでお伝えしている目安です。会社員でいる時間は、「個人の看板」を育てるための最高の助走期間として使えます。

会社員という立場を否定する必要はありません。会社の中にいる今だからこそ作れる時間を、個人として選ばれる準備に使ってみてください。
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