記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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「フォロワーが0人なのに、起業なんてできるわけがない」と思っていませんか? これは、会社員起業準備の現場でもっともよく聞く思い込みのひとつです。
SNSでの発信力や集客力がなければ始められないという幻想が、多くの人の行動を止めています。でも実際は、起業して最初のお客さんをSNSから獲得した人は、思っているよりずっと少ないのです。
「最初の顧客はSNSから来ない」という現実

日本政策金融公庫も認めている「意外な事実」
日本政策金融公庫が創業支援コラムで公開しているデータがあります。創業初期の顧客獲得において、WebやSNSよりも「リアルな人脈」の方が有効であるという知見です。(出典:日本政策金融公庫「創業期の顧客獲得とWeb集客」)
私が26年間で起業相談に向き合ってきた経験でも、同じことが言えます。最初の1件を獲得した人の多くが「前職の同僚に声をかけたら試してくれた」「付き合いのある取引先に相談したら仕事をくれた」というルートで動き始めています。
フォロワーゼロでも最初の顧客は獲得できます。それは、すでにあなたの周りにいる人たちの中から生まれるのです。
- 信頼関係がすでにある(説明コストが低い)
- 試してもらいやすい(見知らぬ人への依頼よりハードルが低い)
- フィードバックをもらいやすい(改善サイクルが速い)
- 口コミで次の顧客につながる可能性が高い
会社員の「人脈」は、実は最強の集客資産だった

「知・人・金」の「人」を会社員時代に積み上げる
起業に必要な資源として「知・人・金の3種のチカラ」という考え方があります。知識・人脈・資金の3つです。この3つのうち、会社員が在職中に最も効率よく積み上げられるのが「人」です。
同僚、取引先、業界の知人、セミナーで出会った人。これらの関係は、起業してからゼロで築こうとしたら、相当な時間と労力がかかります。でも会社員でいる間は、仕事の中で自然と積み上がります。
起業18フォーラムの会員さんの中でも、在職中の人脈を活用して最初のお客さんを見つけた方は多く、家事代行・イベント企画・コンサルティングなど、さまざまな形で最初の一歩を踏み出した実例があります(詳細は 起業アイデア実例集 をご覧ください)。
- 職場の上司・同僚(最もリアルな見込み客候補)
- 社外の取引先・協力会社(業種が近く相談しやすい)
- 業界セミナー・勉強会で出会った人(共通の関心がある)
- 地域のコミュニティや趣味の繋がり(信頼関係が深い)
重要なのは、今すぐ「商品を売ろう」とするのではなく、まず相手の課題に耳を傾けることです。「どんなことで困っていますか?」という一言が、最初の顧客獲得につながることがあるのです。
SNSは「最初の顧客の後」に使うツール

「SNSは使わなくていい」という話ではありません。順番の問題です。
最初の1件を人脈から獲得する。商品の品質を磨く。お客さんから感想・フィードバックをもらう。この土台ができてからSNSで発信すると、伝える内容が具体的で説得力を持ちます。「こんなお客さんの悩みを解決しました」という実績のある発信は、フォロワーゼロからでも反応を生みやすいのです。
逆に、実績ゼロ・経験ゼロの状態でSNSに時間を注いでも、何を発信すればいいか分からなくなります。エネルギーは正しい順番で使うことが大切です。
最初の顧客は人脈から。次の集客ルートとしてSNSを育てる。この順番で動くことが、会社員起業準備の最短ルートです。
あなたのすぐそばに、第一歩を助けてくれる人がいるかもしれません。一緒に探していきましょう。
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