記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
ネットショップの手続きについて質問です。
サラリーマンのため、名前を表記したくありません。代わりに、実家に住む母親(年金受給者)名義で特定商取引法表記を出し、開業届けを出そうと考えております。
この際の注意点を教えてください。
● 回答
結論から申し上げますと、お母様の名前を表示することは構いませんが、その場合、実際にお母様が業務をしている、ホームページ等に氏名が出ることを理解していることが前提になります。
いわゆる名義貸しのカタチでそうしている業者もいると思いますが、私たちはもちろん推奨しませんし、やってはいけないことと理解しています。
なにより法律の趣旨が、偽名など不正行為が横行するネット通販の世界で、消費者を守るために存在しているものです。抜け穴を探るようなことをして、良い結果になるとは思えません。
しっかりとお母様に事情を説明した上で、お母様に消費者から連絡が行った場合でもきちんと対応してもらえるようにしておくことが必要でしょう。
ご自身の名前を表示したくないということでしたら、名前の部分を画像にしたり、nofollow設定をしておくことで、検索上には出てこなくなります。
よほど人気のあるショップにならない限り会社にバレることはありませんが、どうしても不安な場合には、メルカリやヤフオクなどの匿名で使えるプラットフォームを使う、あるいはBASEの「特定商取引法の非公開設定機能」を使うなどで回避できますし、法律の特例で問合せがあったらすぐに通知するという方法もあります。
堂々と商売ができる環境で勝負しましょう!
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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