記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
起業したての個人会社の事務代行で起業を考えています。コンシェルジュ的にトータルに事務や雑用を代行したい考えています。
記帳代行や伝票整理の仕事が多くなると思いますが、税理士ではないので領収書・通帳の写し・請求書の写し等を郵送してもらい、仕訳をして試算表を作成、領収書は整理して領収書綴りを作成するなどの作業になると思います。
他にも振り込みの代行や、売掛管理、給与計算、請求書発行、出張手配、ブログ代筆などもできると思います。
この先どう進めたら良いのか、アドバイスください。
● 回答
トータルのサポート、素晴らしいと思いますが、やり切れるかどうかですね。会社員のまま実現可能かどうか、やりながら検証して受注を調整しましょう。
その前に事業化を進めないといけませんね。アイデアを事業化するときは、まずは商品を作ります。
どのような商品にするのかを確定させるには、そのためには「内容の言語化」「名称付け」「価格設定」という作業をしなければなりません。
内容の言語化は、紙に書き出して行いましょう。サービス内容の取り扱い説明書を作る感覚で、箇条書きで順番に何をしていくのか、どのような内容のサービスを提供するのかを明確に言葉にしていきます。
その次にビジネスモデルを考えましょう。ビジネス全体の仕組みを、フローチャートのように作っていきます。調達するものあるのか、告知はどうするのか、どのような形で受注するのか、請求はどうするのか、請求した後の回収はどうするのか、そしてどうやってお客様に届けるのか(納品)、その辺りを明確にフローチャートにして書き込んでいきましょう。
またトラブル対応クレーム対応についても考えておきましょう。
尚、経理の重要情報を預かる仕事ですから、立ち上げ当初の受注は困難が予想されます。知り合いの会社に営業して行くなど、最初は顔見知りにお願いし、実績を積み上げることが必要です。
その後、その実績をホームページやランサーズに載せてアピールし、新しい顧客の獲得につなげていきましょう。
また、いきなりたくさんのメニューを作らず、まずは簡単にできることから始め、徐々に広げていく方が負担も少ないです。
知り合いのお客様のリクエストを聞きながら、メニューを作っていけば良いと思います。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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