スマホ(iPhone/Android)やiPadだけで起業や副業はできる?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

今のスマホやタブレットはとても高性能で、パソコンでできることのほとんどは、iPhoneやiPad、Androidスマホでもできます。
 

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スマホ(iPhone/Android)は、手の平サイズのパソコンと言えるレベルです。WordもExcelも、Googleのウェブサービスも、すべてパソコン同様に使えますし、もちろん「通話」ができます。いまやスマホはコミュニケーションに使うだけでなく、稼ぐためのツールにもなっています。スマホ(iPhone/Android)をうまく使えば、十分に仕事ができそうです。
 

ポイント iPhoneとAndroidの違いとは?

iPhoneとAndroidはどっちがビジネス向き?

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まず、ビジネスをするには「iPhone」と「Android」のどちらが向いているかを考えてみます。iPhoneもAndroidの大きな違いは、スマホを作っている会社です。iPhoneは、リンゴのマークで有名なアップル社が開発して販売しているスマホになります。AndroidはGoogleが開発したソフト「Android」が入ったスマホです。

iPhoneはアップル社の製品ですが、AndroidスマホはSONYやSAMSONGなど多くの企業が生産しています。機能や画面へのこだわりがなく、手頃な値段でスマホを持ちたい人はAndroidを選び、こだわりがある人はiPhoneを選ぶ傾向があるようです。

iPhoneもAndroidも、メールや電話、検索する程度ならば、さほど差を感じることはありません。ただ、ビジネスに使うならば「セキュリティに強いといわれているiPhoneを選ぶ」と言う人もいます。iPhoneはメーカーごとにOSに手を加えないため、マルウェアが含まれる可能性が低いと言われています。スマホを仕事で使うなら、セキュリティは外せない検討課題です。
 

ポイント スマホ(iPhone/Android)やiPadだけでお仕事できる?

パソコンがなくてもビジネスはできるのか?

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結論として、パソコンがなくとも、iPhoneがあればとりあえずビジネスはできそうです。「とりあえず」というのは、やはりその大きさです。いくら何でもできるとはいえ、スマホ(iPhone/Android)の大きさでは、どうしても作業効率が低下してしまう場合があります。

この作業効率低下のデメリットを補ってくれるのは、iPadなどのサイズの大きなタブレットです。iPhoneだけでも副業やビジネスはできますが、さらにiPadがあれば、多くの弱点をカバーできます。

それでは、どんなビジネスなら、スマホ(iPhone/Android)やiPadだけで問題なくできるのでしょうか?
 

ポイント スマホ(iPhone/Android)やiPadだけでできるビジネスの特徴

パソコンが無くてもできるビジネス

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SNSで集客可能なビジネス

InstagramやFacebook、Twitter、LINEなどのSNSを利用して集客を行うのであれば、パソコンは必要ありません。SNSの仕様を考えると、むしろスマホ(iPhone/Android)のほうが使いやすいでしょう。

ですが、集客はでできたとしても、会計やその他の管理、書類作成にはパソコンが必要になるかも・・・。
 

インターネットに依存しないビジネス

インターネットを殆ど利用しないビジネスなら、スマホ(iPhone/Android)があれば十分です。小規模な実店舗にて商品やサービス、在庫管理を行うだけなら、一般的なスマホのスペックがあれば事足りるでしょう。

必要な時だけ、スマホにBluetoothキーボードや大画面ディスプレイ接続すれば、スプレッドシートへの入力などもより効率的にできます。
 

その他のビジネスは?

スマホ(iPhone/Android)やiPadがあればできるビジネスは、他にもたくさんあります。たとえば、メルカリなどのフリマアプリを使った物販は、スマホでもやりやすいビジネスです。

転売もスマホ(iPhone/Android)やiPadがあれば可能です。ただし、効率を考えるとパソコンに分があるかもしれません。ランサーズやココナラなどのスキルシェアサイト経由で仕事を請け負うビジネスも、仕事の内容によってはスマホだけで十分にビジネスができるでしょう。
 

ポイント スマホ(iPhone/Android)だけでできるビジネスの例

具体的にどんな仕事ならスマホだけで稼げるのか?

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では、具体的に、スマホ(iPhone/Android)だけでビジネスができる仕事を見てきましょう。副業でも何でも、スマホだけで稼ぐ方法はたくさんありますが、稼げる金額の幅は大きいです。ここからは、難易度順にスマホだけで稼げるビジネスをご紹介します。
 

レベル1:フリマアプリで稼ぐ

フリマアプリは、売りたいものの写真を撮影し、商品説明を添えて売るアプリです。家にある不用品をお金に変えて稼ぐ方法です。

フリマアプリで稼ぐにはコツがあります。売りたいものを「買いたいと思わせる」ように撮影することです。フリマアプリは、実物をみることができないため、写真が売れ行きを左右します。グラフィックに強いiPhoneならば、きれいな写真を撮ることができるでしょう。

フリマアプリは、稼げる金額に幅がありますが、自分のスキマ時間に稼げる初心者向けのお仕事です。
 

レベル2:アフィリエイトで起業/副業

アフィリエイトとは、ブログやSNSに広告を貼って稼ぐ方法です。A8.net(PR)などの「ASP」と呼ばれる広告代理店に登録し、そこで入手したコード(リンク)をブログなどに貼りつけます。そのリンク経由で申し込みや購入があれば、数パーセントの報酬が入ります。

少し前までは、ブログを始めようと思えばパソコンからしかできませんでしたが、今はスマホ(iPhone/Android)に対応した無料ブログサービスがたくさんあります。ブログを立ち上げ、記事にコードさえ貼り付ければ、一応、アフィリエイトを始める準備は整います。

ただし、稼げるようになるまでには、SEO対策などの知識が必要で、これは簡単なことではありません。起業18にも月に100万円以上稼ぐアフィリエイターさんがいますが、ここまで成長するには時間と手間が掛かります。
 

レベル3:ネットショップで起業/副業

自分のショップを持つことは起業家の憧れのひとつです。実店舗を構えるには膨大な費用がかかりますので、ネットショップだけで展開する方が殆どです。

最近は、スマホ(iPhone/Android)でネットショップを立ち上げられる無料サイトが登場しています。専門的な知識がない人でも、好きなものを選ぶだけで簡単にサイトを立ち上げることができます。

ネットショップは発送業務などもありますが、運用をスマホで済ませることができれば、副業であったとしても、ちょっとしたスキマ時間に、お客からの問い合わせや注文に答えることができます。信用を積み上がれば、リピーターさんもつくことでしょう。
 

ポイント スマホ(iPhone/Android)やiPadだけで稼ぐメリットとデメリット

スマホしか持っていないで仕事をするとどうなる?

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ここからは、スマホ(iPhone/Android)だけで仕事をするメリットとデメリットについて解説します。
 

メリット1:初期費用を抑えられる

ビジネスを始める際は、起業であれ副業であれ、初期費用を抑えることが大切です。ビジネスを開始すると、やる前には気づかなかったことが次から次へと出てきて、時に想定外のお金がかかります。初期投資はそのような事態を見越して、可能な限り抑えておくことが必要です。

スマホ(iPhone/Android)だけで起業/副業を始めるメリットは、設備投資が抑えられることです。iPhoneはAndroidよりは高額ですが、スマホは既に持っている人が殆どでしょうし、追加の費用が発生しないのが魅力です。
 

メリット2:働く場所を選ばずにできる

スマホ(iPhone/Android)だけで仕事が回せるようになれば、働く場所を選ばずに自由に動くことができます。副業はともかくとして、起業する人の多くは「自由な働き方」を求めていると思います。

働く場所や時間にとらわれず、素早い対応が可能なスマホの利点を生かしたビジネスをすれば、きっと満足できるでしょう。
 

デメリット:簡単なだけに危ない罠もある

スマホ(iPhone/Android)だけでビジネスをする時には、気をつけなければならないこともあります。特にSNSのDMに多い「スマホ副業」は詐欺の温床です。「iPhone1台で簡単に稼げる」「入力してクリックするだけ」のような魅力的な言葉には必ず裏があると思いましょう。

本気で検討するならば、運営会社をきちんと確認しましょう。「高額収入」や「がっつり」という抽象的な表現ではなく、具体的な金額と振込方法まで掲載されているか、全ての情報を確認しましょう。「友達を紹介するだけ」という言葉もよくみかけますが、お金以上に大切な友情を失うことになります。
 

ポイント おわりに

スマホだけでも起業/副業はできる

公園の芝生でスマホを使う女性
 

結論として、パソコンがなくても、スマホだけでビジネスはできます。効率や生産性が求められる仕事には向かないことや、目が疲れるというデメリットもありますが、iPhone、iPadならすでに持っている方も多いですし、SNSも電話もカメラもついているので、すぐに、いつでもどこでも仕事ができます。
 

厚生労働省が2018年に発表した「モデル就業規則」。その中に副業や兼業を禁止する規則は含まれていませんでした。これまではほとんどの企業において副業や兼業が禁じられていましたが、建前上は、このモデル就業規則により風向きが変わった(はず)のでしょう。ですが実際は・・・ 今回の調査では、副業制度のある企業は2割以下、副業人材を活用している企業は約1割と、副業の実施率はまだ低いといえることがわかりました。PRTimes「副業制度がある企業は2割以下。うち7割以上が副業先での社員の労働時間を「把握していない」。約8割...

 

スマホ(iPhone/Android)で稼げるように作られた仕組み、副業もどんどん増えています。デメリットもしっかりと把握したうえで、自分らしい稼ぎ方に挑戦してみてはいかがでしょうか?


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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