記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
得意なことが複数あって、起業テーマをどれで始めればいいかわかりません。デザインもできるし料理も得意、英語も話せて、教えることも好きです。
「絞ることが大事」とよく聞きますが、絞り方に正解はあるのでしょうか? 何を基準に決めればいいか教えてください。

● 回答
得意なことが多い人が起業テーマを絞れないのは、「自分の能力」から考えているからです。まず「誰のどんな変化(結果)を作るか」という問いに切り替えると、自然と絞り込めます。
「得意なこと」から考えると迷う理由
「得意なことで起業する」という言葉はよく聞きます。しかし得意なことが多ければ多いほど、「どれも活かせるのでは?」という迷いが生まれます。拙著『会社を辞めずにあと「5万円!」稼ぐ』では、起業で扱える商品を大きく4分類で整理しています。プロダクト(モノを作る)、スキル(技術・技能を提供する)、ノウハウ(知識・方法を教える)、スペース(場所・機会を提供する)の4つです。自分の「得意」がこの4分類のどこに入るかを最初に確認すると、頭の中が整理されます。
- プロダクト:デザイン制作、ハンドメイド品、デジタルコンテンツ
- スキル:英会話レッスン、料理教室、パーソナルトレーニング
- ノウハウ:ビジネス書き方講座、収納コンサルティング、育児相談
- スペース:勉強会の場の提供、コワーキング、ワークショップ開催
「誰の何を変えるか」で絞り込む
得意なことがプロダクトとスキルの両方に当てはまることはよくあります。その場合に使う問いが「その得意を使って、誰のどんな悩みを解決できるか?」です。料理が得意なら「時間のない共働き夫婦に週1回の作り置き指導」でもいいし、「料理下手な一人暮らし男性向けの電子レンジ料理ノウハウ動画」でもいい。
起業18フォーラムにいた松田さん(仮名・30代後半・IT系会社員)は、プログラミング・英語・資料作成のどれで起業するか迷い続けていました。転機は「どの悩みを持つ人が、自分にお金を払いたがるか」という問いを立てたことです。過去に職場の同僚から「英語メールを代わりに書いてほしい」と何度も頼まれていた事実に気づき、「英語ビジネス文書サポート」に絞りました。起業準備開始から4ヶ月で最初のクライアント、10ヶ月目には月収6万円を継続して得ています。
- 「過去に感謝されたこと」「頼まれたこと」から逆算する
- 「自分の得意×相手の悩み」が重なる領域を探す
- 最初は「これ1つ」から始め、あとで横展開する
得意なことを全部使おうとすると、誰にも刺さらない「器用貧乏」になります。今週末、過去に「ありがとう」「助かった」「また頼んでいい?」と言われた経験を3つ書き出してみてください。そこが、あなたの起業テーマの種です。

「絞る=捨てる」ではありません。最初の入り口を絞るだけで、あとはいくらでも広げられます。
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