ターゲットを絞れば本当に売れるの?「絞れば絞るほど客が増える」の仕組み

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

サービスのターゲットを絞ったほうがいいとよく聞きますが、絞れば絞るほど対象が少なくなって、逆に売れなくなるのではないかと心配しています。

本当に絞り込んだほうがよいのでしょうか。

起業前質問集

● 回答

起業18フォーラムで26年間、6万人以上の会社員を支援してきた経験から言うと、絞れば絞るほどお客さまは集まりやすくなります。

「ターゲットを絞ると客が減る」という感覚は直感的にわかりますが、実際はその逆が起きます。広く設定したターゲットは誰の共感も得られず、絞り込んだターゲットは「自分のことだ」と感じさせることができます。インターネット上の情報があふれている今、検索やSNSで「自分にぴったりの情報」を見つけた人は、そのサービスを高確率で選びます。

拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』でも「刺さる人を減らして、刺さる深さを増やす」という考え方を紹介しています。起業1年目に成果を出した人の多くが、サービス開始当初に「こんなに絞って大丈夫か」と思うほど対象を絞っていました。ターゲットを絞るほど「その人が今すぐ欲しいもの」に近づけるため、問い合わせや成約の確率が上がります。

【絞り込みで変わること・変わらないこと】

  • 変わること:見込み客の「自分への言葉だ」という認識が強まる
  • 変わること:検索やSNSでの露出が特定ニーズに集中する
  • 変わらないこと:市場の総数(絞っても市場は存在し続ける)

例えば「ダイエットコーチ」より「産後6ヶ月〜2年の30代ママ向けダイエットコーチ」のほうが、当てはまる人の反応率は圧倒的に高くなります。フォーラムでも「絞り込んだら急に問い合わせが増えた」という報告が後を絶ちません。

ターゲットを絞るとき「こんなに狭くて大丈夫か」と感じるくらいの設定が、ちょうどよいスタートラインです。

ニッチすぎる専門分野で起業した場合の集客はどうすればいいですか?
「テーマが絞り込まれすぎていて、集客できるのか心配です」という相談をよく受けます。起業準備でテーマを絞ろうとす

広く薄くより、狭く深く。起業初期の集客は、絞り込みの勇気から始まります。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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