起業準備のリスクが怖くて動けません。何から手を打てば?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

会社員のまま起業準備を始めようとしているのですが、失敗したらどうしようというリスクが怖くて動き出せません。

具体的に何から手を打てばいいでしょうか?

起業前質問集

● 回答

起業18フォーラムにいた中村さん(仮名・30代後半・看護師・既婚・子1人)は、リスクの大きさに動けなくなっていました。当初は「廃業率」「税金」「家族の生活」「人間関係」と、ありとあらゆる怖さが頭の中に同時に存在していて、どこから手を打てばいいのかわからずに半年が止まっていたのです。

怖さは「分解」した瞬間に動けるサイズになる

勉強会で「怖さを紙に1個ずつ書き出してみてください」と提案され、中村さんはその場で17個書き出しました。分解した結果、17個のうち14個は「会社員のまま起業準備する場合は発生しない種類の怖さ」だと判明しました。残った3つは「貯金が減る」「家族に迷惑をかける」「同僚にバレる」でした。これなら個別に対策が打てる量です。

怖さは漠然としているうちは行動を止めますが、紙に書き出して分解された瞬間、対処可能なサイズに変わります。拙著『起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?』(総合法令出版)の「起業の7つの壁」では「⑦リスク回避」を扱っています。リスク回避は「リスクを避けること」ではなく「正体を見ること」だ、というのがその要点です。

中村さんが3つのリスクに対して打った手
分解後に打った具体的な対策

  • 貯金が減る → 月1万円以下の固定費でできる範囲に絞る
  • 家族に迷惑 → 配偶者と「月5万円達成までは家計に持ち込まない」と数字で合意する
  • 同僚にバレる → 住民税は普通徴収・SNSは匿名で運用する

結果として、中村さんは2ヶ月後に最初のお客様に5,000円のオンライン相談を提供できました。今は会社員を続けながら月4万円程度の収入が定着し、半年前には決して動けなかった人と同一人物には見えない状態になっています。

リスクを書き出すときの3つのコツ

リスクの分解は、頭の中だけで考えるとぐるぐるして進みません。次の3つを守ると効果が出ます。「全部書き出す/会社員のままなら関係ないものを消す/残ったものに対処を1個ずつ書く」、この順番です。所要時間は30分もあれば足ります。

会社員が起業するリスクにはどんな種類がありますか?
● 質問 起業することのリスクが怖くて、なかなか一歩を踏み出せません。起業のリスクとはどんなものがあり、どう考

「怖さの正体を1枚の紙に書ける状態になった」と思えれば、しめたものです。あとは1個ずつ対処を書き加えていくだけで、起業準備は前に進み始めます


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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