
記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
事業を行う上で、やはりホームページは信頼の証になると思っています。だからこそ、洗練されたデザインで信頼性のあるページを作りたいのですが、なぜか自分で作ると、どこか胡散臭い印象になってしまいます。
どうすれば、見た人に「信頼できる」と感じてもらえるホームページを作れるのでしょうか?
● 回答
とても本質的なご質問ですね。実は、ホームページが「なんだか胡散臭い」と感じられてしまう原因には、いくつか共通の落とし穴があります。
まず大前提として、「信頼性=見た目だけではない」ということをお伝えしたうえで、以下のようなポイントを意識してみてください。
胡散臭さの原因とは?
確かに「煽り文句」「過剰な演出」「答えがない長文」「LINE登録の強制」など、いわゆる情報商材系のLP(ランディングページ)にありがちな要素が多く含まれていると、不信感を与えてしまう傾向があります。
よく見られるのがこういった構成です:
- 「〇〇するだけで、月収100万円!?」
- 「今すぐ無料で手に入れてください!」
- 何ページにも渡って答えが書かれていない
- 途中でメアドやLINE登録を促す
- 最後にいきなり高額商品のオファー
こうした「引っ張り型」の構成は、情報商材でよく見かけるため、どんなに内容が良くても、同じ雰囲気だと警戒されてしまいます。
信頼性を感じさせるホームページの作り方
では、どうすれば“誠実さ”や“安心感”が伝わるページになるのでしょうか? ポイントは大きく分けて以下の5つです。
① 情報の“透明性”を高める
- 事業内容やサービスを、曖昧にせず具体的に記載する
- 価格・申し込み方法・提供内容などを明確に
- 実績や経歴、資格、行政との連携実績などもあれば積極的に記載
特に信頼性の裏付けとなるのが「実績紹介」と「お客様の声」です。
過去の取引先、参加者のコメント、レビューなど、第三者の評価は非常に強力です。
② 自己開示をしっかり行う
- 代表者のプロフィール、顔写真、想いなどを丁寧に掲載
- 「なぜこの事業をしているのか?」というストーリーがあると共感されやすい
たとえば私の場合は、東京都や大阪府など行政からの委託案件も請けていますので、そのような実績はプロフィールに記載しています。
怪しく見られやすい業種でも、こうした実績が信頼の裏付けになります。
③ デザインは「プロに頼る」or「徹底的に整える」
- 中途半端な手作り感より、無料テンプレでも整ったデザインの方が信頼される
- 色使いやフォント、レイアウトに統一感を持たせる
- 画像は高品質なものを使い、段落や罫線の崩れがないよう注意
画像やデザインは“空気感”をつくる重要な要素です。
洗練された画像1枚で、印象はガラリと変わります。
④ SSL化(https)・プライバシーポリシーの設置
- URLが「https://」になっていないと、セキュリティ面で不安を感じさせます
- 「特定商取引法に基づく表記」「プライバシーポリシー」も用意しましょう
これらは最低限の設定です。
⑤ セールスは“押し売り”ではなく“提案”にする
- しつこい導線ではなく、「興味がある方はこちらからどうぞ」という導き方
- ボタンの色や大きさも、控えめで信頼感のあるものに
煽りはすでに飽きられています。
まとめ:見せ方より「伝え方」
胡散臭さの原因は、デザインではなく「意図が見えすぎる」ことにあります。
何かを売ろうとしている、登録させようとしている――その「圧」が強すぎると、受け手は本能的に警戒してしまいます。
逆に言えば、「ちゃんと伝えようとしている」「役に立ちたいと思っている」姿勢が見えれば、それだけで信頼は得られます。

ホームページは、あなた自身の「顔」であり「名刺」でもあります。誠実さをベースに「自分らしさ」が伝わるページ作りを目指してみてください。
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