記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員のまま起業準備を始めて、ようやく月1万円ほどの収入が出るようになりました。社内規定で兼業申請が必要なのですが、できれば独立目処が立つまで会社に伝えたくありません。
住民税で会社にバレることがあると聞いて不安です。具体的にどう手続きすればいいですか?

● 回答
結論からお伝えすると、住民税の徴収方法を「普通徴収」に切り替えるのが第一歩です。給与所得以外の住民税は、会社の給与天引き(特別徴収)にせず自分で納付する形に変えられます。これで会社の経理担当者が「給与額に対して住民税が多い」と気づくリスクを最小化できます。
普通徴収への切り替えステップ
- 確定申告書の第二表で「自分で納付(普通徴収)」に丸を付ける
- 住んでいる市区町村の課税課に申告書を提出する
- 6月頃に普通徴収用の納付書が自宅に届く
- 口座振替を申し込む(払い忘れ防止)
- 給与天引きに「給与所得分のみ」が反映されているか確認
注意点が1つあります。市区町村によっては「普通徴収を希望しても、システムの都合で全額を特別徴収にする運用」が残っている場合があります。申告書を出した後、念のため住んでいる市区町村の課税課に電話で「普通徴収が反映されているか」を確認してください。
もう1つ大事な点として、住民税のルートを抑えても、社内規定で兼業申請が必須なのに申請しないことは別問題です。仮にバレなくても、就業規則違反の状態が続くこと自体が後のリスクになります。独立目処が立つ少し前のタイミングで、必要最小限の事実だけを伝えて兼業申請を出すのが、長期的には最も安全な道筋です。
会員さんで言えば、起業18フォーラムにいた山下さん(仮名・40代前半・女性・大手商社・既婚で子2人)は、月収3万円の段階で普通徴収に切り替え、月収15万円が継続するようになった24ヶ月目で兼業申請を提出しました。会社からの反応は意外にも前向きで、「独立後も業務委託で関わってほしい」という打診まで受けたそうです。

住民税の普通徴収は、会社にバレないための小手先のテクニックではありません。会社員の立場と起業準備の立場を整理して、その両方を尊重するための仕組みです。今夜は、自分の住んでいる市区町村の課税課のページを開いて、申告手続きの流れを確認することから始めてみてください。
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