記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
起業の教科書を10冊買い込んで読み続けています。読めば読むほど不安が増えて、どこから手をつけてよいかわかりません。
会社員のまま起業準備をしている自分に合う教科書の選び方や、学ぶ順番はあるのでしょうか?

● 回答
教科書を10冊買い込んで動けない、という相談はフォーラムでよく届きます。これは典型的な「インプット中毒」の入り口で、本を増やすことが目的化している状態です。会社員のまま起業準備をするなら、本は最大2冊に絞り、読みながら動く形に切り替えると、半年単位で景色が変わります。
起業18フォーラムでも、教科書を絞った会員さんほど早く最初のお客様にたどり着いています。
不安の原因は「漠然」
拙著『起業神100則』に「不安の原因は漠然である」という考え方が出てきます。漠然としたままだと、本を読んでも不安が増えるだけ。本を読むときは「自分が今いちばん知りたいこと」を1つ書き出してから手に取るのがコツです。
- セミナー難民(知識ばかり集めて動けない人)
- 交流会難民(弱い人脈ばかり増やしてしまう人)
- 金ブロックタイプ(投資はしないと動かないと思い込む人)
教科書を2冊に絞る順番
1冊目は「全体像を俯瞰できる本」、2冊目は「自分が選んだ商品形態に特化した本」。この順で選ぶと、買う本の数が一気に減ります。本を増やしたくなったら、その時間を「知人5人に商品案を話す時間」に振り替えてみてください。動いた先で、必要な本がはっきりします。
- 本を読む時間を週5時間→週1時間に削減
- 残り4時間を商品の試作と知人ヒアリングへ
- 2ヶ月目に最初のお客様1人を獲得
- 必要な本だけ追加で2冊買い足し
会員Tさんは40代後半・男性・IT企業勤務。インプット中毒だった半年を経て、本を絞った後に最初のお客様1人がついた経験を「動かない時間が一番もったいなかった」と振り返っています。

本は道具です。動きながら読み返すほうが、机上で何冊も読むより理解が早くなります。今日から1冊に絞って、行動と読書を交互に並べてみてください。
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