起業するときの肩書きはどう決める? ターゲットに刺さる言葉の選び方

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業するにあたって、名刺に入れる肩書きをどうすればいいか迷っています。「〇〇コンサルタント」のような表現でいいのでしょうか。それとも何か別の考え方があるのでしょうか。

起業前質問集

● 回答

「〇〇コンサルタント」という肩書きを名刺に入れたものの、誰にも刺さらずに6ヶ月が過ぎた、と話してくれた会員Bさん(仮名)のことを思い出します。Bさんは40代・元人事部長で、採用領域の経験を活かして独立したのですが、「採用コンサルタント」という肩書きでは反応がまったく取れなかったと言います。

肩書きは「自分が何者か」を表す言葉ではなく、「相手の問題を解決できる人」だとわかる言葉でなければ機能しません。「採用コンサルタント」では採用に悩む経営者に響かず、「中小企業の採用定着率を上げる専門家」に変えた途端に問い合わせが入り始めた、というのがBさんのその後です。

拙著『起業神100則』に「第ゼロ印象」という考え方が出てきます。相手が初めてあなたの名刺や肩書きを見た瞬間に、「この人は自分の〇〇を解決してくれそうだ」と感じさせることが、最初の仕事につながる条件です。肩書きはあなたの経歴を説明するものではなく、相手が「これは自分への言葉だ」と感じる言葉で作るべきです。

【肩書きを決める3つのステップ】

  • ターゲットの「悩みの言葉」をそのまま調べる(SNS・フォーラム・検索キーワード)
  • 自分のスキルと相手の悩みが交差する点を一文で表現する
  • 10人のターゲット候補に見せて「これは自分への言葉だ」と感じるかテストする

Bさんはその後、人事経験6ヶ月の小規模製造業経営者向けに絞ったところ、月収18万円の顧問契約が安定するようになりました。肩書きの言葉を変えるだけで問い合わせが変わるなら、まずターゲットの「口から出てくる悩みの言葉」を収集するところから始めるのが得策です。

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肩書きは完成させるより、テストして育てるものです。最初の1つは20点でいい。反応を見ながら更新していく姿勢が、結果につながります。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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