起業準備中ですが、実力に自信が持てません。どうすれば自信がつきますか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業準備を始めて半年になります。ビジネス書も読み、セミナーにも参加してきました。

でも、いざ「これで起業できる」という自信が一向につきません。自分のスキルが本当に商品になるのか、値段をつけて売っていいのか、失敗したらどうするのか、不安が先に立ってしまいます。

どうすれば自信を持って動き出せますか?

質問

● 回答

正直に言います。インプットで自信はつきません。自信は行動の後にしか来ない。これが26年間で見てきた事実です。

「自信→行動」は起業では逆になる

多くの人が「自信がついたら行動する」と思っています。でも起業準備の世界はその逆で、「行動してから自信がつく」というメカニズムです。本を読んでも、セミナーに出ても、自信はつかない。最初の顧客が生まれた瞬間、初めて「自分でも稼げる」という実感が来ます。

「自信がついたら動く」という考え方は、永遠に行動できない罠にはまる思考パターンです。

「完璧な準備」が完成しない理由

半年間、学び続けているということは、インプット過多の状態になっている可能性があります。学ぶほどに「まだ知らないこと」が見えてくるので、「まだ準備が足りない」という感覚が増す。これはインプットの副作用です。

「インプット過多」のサイン(当てはまるか確認してみてください)

  • ビジネス書や教材は増えているが、実際に試したことは少ない
  • 「もう少し準備が整ったら動く」という言葉を何度も言っている
  • セミナーに出るたびに「新しい学びがある」が、その知識を使っていない
「自信をつける」ための具体的な行動

自信をつける最短ルートは「小さな成功体験を作ること」です。最初の成功体験は、無料でも構いません。

今週中にできる「小さな成功体験」の作り方

  • 知人に「無料で相談に乗る」とオファーしてみる(断られることは少ない)
  • 相談後に「役に立ちましたか?」と聞き、「助かった」という言葉をもらう
  • その声を自分の中で「実績の第1号」として認識する

「誰かの役に立てた」という体験が、スキルへの自信に変わります。これは本を読んでは絶対に得られない感覚です。

「20点の準備でも出す」という姿勢が、起業準備では最も大切です。完璧を待っていると、永遠に動けません。20点で出して、フィードバックをもらって50点にする。このサイクルが自信を育てます。

自信は準備から来るのではなく、行動から来ます。「準備してから動く」ではなく「動きながら準備する」に思考を切り替えた瞬間から、起業準備のスピードが変わります。

半年間動き続けたあなたには、すでに「知識」という土台があります。あとはその知識を誰か1人に使ってみるだけ。最初の1人に価値を届けてみてください。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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