記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
起業準備を少しずつ進めています。周囲で起業に失敗した人の話を聞いていると、自分にも同じことが起きるのではないかと不安になります。
失敗した人に共通する特徴や傾向を知ることで、自分の準備状況を客観的にチェックする方法はありますか? できれば具体的なセルフチェックの視点を教えていただきたいです。

● 回答
あります。ただし「失敗する人の特徴を知る」より「自分の準備の穴を特定する」という使い方が重要です。
失敗の「原因」と「予兆」は準備段階で見える
26年間で60,000人を支援してきた経験から言えば、起業後に失敗した人の多くは「準備段階にすでに兆候があった」というケースが圧倒的に多いのです。逆に言えば、準備中にその兆候を自分で確認できれば、修正は間に合います。
失敗のパターンは大きく「知識の穴」「行動の穴」「心理の穴」の3種類に分けられます。これを使ったセルフチェックの方法を説明します。
セルフチェック①:知識の穴
- 最初の顧客をどこから、どのように獲得するか説明できるか
- 自分の商品またはサービスの具体的な内容と価格を言えるか
- 月収10万円を達成するために何人の顧客が必要か計算できるか
- 競合との差別化ポイントを1つ以上言えるか
1つでも「わからない」があれば、その部分が準備の穴です。「なんとなく起業できそう」という感覚で動き始めると、最初の顧客を獲得する段階でつまずきます。
セルフチェック②:行動の穴
準備中に「知識のインプット」だけが続き、外に向けた発信・相談・テスト販売が一度もない状態は要注意です。著書「起業がうまくいった人は一年目に何をしたか?」で紹介したように、起業の「3つのチェック」があります。
- ①一人で始められるか?(大きな設備や許可不要で動けるか)
- ②一人で続けられるか?(誰かに依存しなくても継続できる仕組みか)
- ③大きなお金がかかっていないか?(初期投資が最小化されているか)
この3つに「はい」と答えられるビジネスモデルで動けているかどうかが、行動の穴を見つける基準になります。「全部準備が整ってから動く」という考え方自体が、行動の穴の最大の原因です。できることから動いて、市場の反応を確認しながら整えていく順番が重要です。
セルフチェック③:心理の穴
起業準備中の心理的な穴は「完璧主義」「比較癖」「承認待ち」の3種類に集約されます。完璧主義は「まだ準備が足りない」という感覚で行動を遅らせ、比較癖は「あの人はもう始めているのに自分は」という焦りを生み、承認待ちは「家族や上司に認められてから」という外部条件に縛られた状態をつくります。
いずれも起業準備を遅らせる要因ですが、「自分はどれが強いか」を自覚するだけで対処法が変わります。
「失敗する人の特徴を知ること」より「自分の準備の穴を特定して埋めること」に集中してください。穴が見えている起業準備は、見えていない準備より圧倒的に安全です。
よくある質問
Q.チェックして穴が見つかった場合、どの順番で埋めれば良いですか?
まず「行動の穴」から始めることをお勧めします。知識は動きながら埋められますが、行動しないままでは知識が増えても穴は埋まりません。小さく動いてフィードバックを受けることが最速です。
Q.自分では穴が見えないケースもありますか?
あります。特に「心理の穴」は自分では見えにくい。起業18フォーラムで相談することで、第三者から見えている穴が明確になることが多いです。一緒に確認していきましょう。
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