独立をするために会社を辞めたら失業手当がもらえない!?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

今回は「独立をするために会社を辞めたら失業保険がもらえない!?」についてです。
 

会社を辞める
 

年末に退社しようと思っている方が多いからでしょうか、最近増えている質問として、失業手当に関するものがあります。
 

起業を目指して退職した場合に、失業手当がもらえないという噂を聞いたのですが、それは本当ですか?
 

という類のお問い合わせです。退職してもすぐに収入があるわけではなく、起業の準備をしようというわけですから、失業手当が出ないと困ってしまいますね。
 

ポイント 失業手当をもらえる要件とは?

独立のために退職したら失業保険がもらえない?

退職
 

これはネット上でも公開されている情報ですので、細かい話は割愛いたしますが、基本的には自己都合で会社を辞めた場合であっても「失業手当を申請することが可能」であることは多くの人がご存じのことと思います。

失業手当をもらうために大事なことは、失業していること、そしてすぐに働くことができる人、ということです。つまり、就職したいという意思があり、求職活動をしているという実態が必要なのです。

ここが引っかかってしまうところで、つまり「起業の準備をしようとしている人は、就職したいという意思がないのではないか?」とも取れるわけです。実際に「準備に専念している人は支給対象にならないのでは?」ということです。

失業給付(失業手当)は、次の転職までの期間の給付です。起業や開業をした人には給付されません。開業届を出すと、失業給付は終了します。 ただ、まだ開業していない(開業届を出していない)場合や、開業するかどうか検討中という場合は、給付金を受けられる可能性があります。

ドリームゲート「会社員が休業中に起業をした場合、失業手当は受けられないのですか?」 より引用

 
起業してしまったらアウト。開業したなら廃業届を出すしかありません。起業準備活動中ならもしかすると・・・続けて下をお読みください。
 

ポイント 失業手当の取り扱いが変わった?

独立のために退職したら失業保険がもらえない?

失業手当
 

起業に伴う準備期間は、当然生活が不安定になります。当たり前の話ですが収入が途絶えてしまうからです。また、起業後しばらくは売り上げが安定することもなく、苦労する人が多いことも事実です。お金はなるべく取っておきたいと思うのが当たり前でしょう。

そんな懸念の解消として、失業手当の取り扱いが見直されることになったという事実をご存知でしょうか? 一部都道府県では、求職活動と並行して起業の準備や検討をしている人は、失業手当がもらえるのです。許認可の申請や事務所の契約手続きなどを進めていても、大丈夫なのです。

ただし、法律も常に変わりますし、解釈も担当者によって異なったりします。(こちらの記事が参考になります。エクセライク社会保険労務士法人「失業保険は起業準備中でも受給できる?」

必ず、事前にハローワークに確認を入れましょう。
 

ポイント 常に最新の情報確認しましょう!

独立のために退職したら失業保険がもらえない?

ハローワーク
 

退職後に自分が失業手当を受けられるのかどうか、起業を目指していて求職活動していない状態であったりして不安な場合には、ハローワークに相談してみましょう。

ネット上で調べても、情報が入り乱れており、正確性に欠けています。実際、都道府県によって対応がことなりますし、担当者によっても見解が違う可能性もあるので、何度か聞いてみることもおすすめします。

もらえるものがあるならば、きちんともらっておくのが正解だと思います。正しい情報を得て、夢に向かって進んでいきましょう!


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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