記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
絵を描くことが大好きで、会社でもよく似顔絵を頼まれるほどです。イラストや似顔絵での起業を考えているのですが、特技をどうビジネスにすれば良いのかがまったくわかりません。
何から始めれば良いでしょうか? 具体的な進め方を教えてください。

● 回答
イラストや似顔絵での起業は、今とても恵まれた環境にあります。ランサーズが2024年に発表したフリーランス実態調査によれば、国内フリーランス人口は1,303万人、経済規模は20兆円を超え、10年前と比べて約40%成長しています。なかでもデザイン・イラスト系は代表的なカテゴリーのひとつです。
ただ、「好きなことをビジネスにしたい」という気持ちと、「絵が描ける人は大勢いる。その中でどうやって選ばれるのか?」という不安の間には、ちゃんとした橋渡しが必要です。特技を仕事にする場合、「出品する場所」「ターゲットジャンル」「価格の段階」の3点を順番に整えると、最短で収入につなげやすくなります。
- ステップ1:coconala(ここなら)・SKIMA等のスキルシェアサービスに低価格で出品する
- ステップ2:「○○向け似顔絵」と対象ジャンルを絞って専門性を打ち出す
- ステップ3:実績10件を超えたら、単価を段階的に引き上げていく
拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』でも書いているのですが、起業の商品には「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」の2種類があります。フロントエンド商品とは、低価格で最初のお客様に試してもらうもの。似顔絵なら「500円の誕生日プレゼント用似顔絵」がまさにこれです。そこで気に入ってもらえれば、「ウェディング用公式イラスト(3〜5万円)」「ファミリーポートレートセット(2万円)」といったバックエンド商品へと自然につながっていきます。
起業18フォーラムに参加された40代前半の会員Nさん(仮名・元事務職女性)は、趣味で似顔絵を描いていた方でした。参加翌月にスキルシェアサービスに500円から出品し、3ヶ月で10件受注。その後「ウェディング・マタニティ向け似顔絵」に絞ったところ、単価が一気に2万円台まで上がりました。「特化する前は埋もれていたけど、ジャンルを絞った途端に検索からの問い合わせが増えた」とNさんはおっしゃっています。
起業18フォーラムへの参加から12ヶ月目現在、会社員を続けながら月収10万円の起業準備収入を得て、独立の最終段階にあります。
- 最初の依頼者から「また頼みたい」と言われるほど丁寧に対応する
- SNSに作品を定期投稿して、自分の絵のタッチを育てていく
- 受注10件で学んだ「依頼が多いパターン」を次の商品設計に活かす
まずはスキルシェアサービスに「500〜1,000円の記念日向け似顔絵」を出品してみてください。20点の完成度でかまいません。完璧な画力より「丁寧に描いてくれる」という印象が、最初のリピートをつくります。
- 「うまくなってから」は禁物。現段階の画力で十分な需要が存在する
- あなたの絵のタッチそのものが強み。AI生成品との差別化になる
- 最初の依頼者は「絵の好み」で選ぶ。だからこそSNSに作品を並べておく
似顔絵やイラストは、あなたの画風そのものが商品です。「誰に向けて描くか」を最初に決めることが、ビジネスの起点になります。

特技を仕事にする最初の関門は「出せること」です。20代でも40代でも、まず1件実際にお金をいただく経験が、起業の現実感を生み出してくれます。最初の受注が、次の受注を呼んでいきます。
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