訪日外国人観光客を相手にするビジネスで起業した場合の集客方法は?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

訪日外国人観光客を相手に、観光ブックに載っていないような温泉地、下町、商店街の案内をする仕事をしたいと思っています。

利益率は低いですし、手間もかかりますが、大手旅行業者がやらないサービスだと思っています。

この仕事がビジネスになるのかどうか、不安な部分がありますが、集客さえできれば何とかなると考えれば、外国人観光客をどう集めるのかをクリアできれば、ビジネスとして成り立ち、全て解決するのだろうと思っています。

新井さんが実際にやっているメルマガやステップメールなどは、外国人相手にも集客で役に立つものでしょうか? ホームページを立ち上げて、そこに誘導したい場合、外国人対象とする場合には何をするべきなのでしょうか? メルマガは外国人も読むものでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

ネット集客で外国人を集めたい場合、メルマガというよりは検索エンジンとInstagramになるでしょう。

まず、検索されるホームページを持つためには、外国人が日本について知りたいことがあり、検索をすることを十分に情報として載せておく必要があります。

ここは大手サイトとの競合になりますので簡単ではありませんが、作り込みをしていけば不可能なものではありません。

  • 何を発信しようとしているのか?
  • その情報はが求められているのか?

これらを常に意識しながら、発信を続けてください。

InstagramからのPRは、もっと簡単です。ハッシュタグでどんどんつながっていきましょう。ちなみに、外国から来る旅行者が日本について知りたいことは、限られています。

  • 日本の文化(伝統・サブカル・女性のファッション)
  • ショッピング
  • ホテル
  • 路線
  • レストラン
  • 日本酒
  • 寿司

です。

ターゲットとする人(訪日外国人観光客)が、どのような媒体を日常的に見ているか、日本についてどのような媒体から情報収集をしているのか、実際に銀座や浅草、六本木など外国人が多く歩いている場所に行って、訊いてみるといいでしょう。
 

アメリカ人相手に情報を売りたい場合はどうする?
● 質問会社員で時間が取れないため、情報発信で稼ぎたいと考えています。日本に関する情報をアメリカ人に売れればと思います。翻訳はできますので、あとはどのような情報を、どのように売るかということだけなのですが、どうすればいいでしょうか?予算は殆どありませんので、千円くらいで準備したいです。英語版有料メルマガが良いでしょうか? また、集金はどうすればいいでしょうか?  ● 回答一番ハードルが低いのは、英語でYouTubeチャンネルを運営して広告収入を狙うことでしょう。英語版有料メルマガや、情報商材のダウンロー...

 

対象が企業であれば、日本の特殊な情報をまとめて英語で発行すれば、購読する会社もでてくる可能性はあります。海外の検索エンジンで、日本がらみのキーワードで検索されるようになれば、可能性もあります。

また、大手が参入してきにくいのはその通りでしょうが、今は零細ベンチャーでもアプリ開発などで、ニッチな市場に参入してきます。アプリ開発費用を700~1000万円として、プラス人件費、その程度の資金が調達できれば、副業の個人がやるようなスモールビジネスにも、株式会社が参入してきます。

ですので、決して油断せず、試行錯誤を繰り返しながら、一歩ずつビジネスをブラッシュアップしていってください。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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