留学ビジネスで会社員のまま起業するにはどうすればいい?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

留学を斡旋するビジネスで起業を考えています。

留学業者は大手から零細まで競合が多いですが、お客様個人としっかりと向き合った留学プランを提示できる、地域密着型(さいたま市)のサービスを目指しています。

今は会社員ですが、留学斡旋のサービスというものは、新井さんの言う小さなビジネスに該当しますでしょうか? 朝と夜の数時間でできるものなのか、判断ができません。

ネットでできる商売ではないと感じますので、やはり面談が要ですし、現地訪問をすることもあると思います。親御さんとの面談も多いでしょうし、そうなりますと、会社員のままやることはできないのではないかと思うのです。

どうすればいいのでしょうか?
 

起業前質問集
 

● 回答

留学業者は確かに大手も参入しており、総合的なサービス、情報提供では勝つことは難しいですね。

となれば、おっしゃいます通り、地域密着で個別の不安に対応できるような柔軟性、画一的なサービスにしないなどの工夫が必要ですね。

会社員のまま始める時には確かに時間的な制約があります。それでも出来る小さなものにしなくてはいけないのは、おっしゃる通りです。

経営コンサルタントなど、BtoBを目指す方の多くは、そこが悩みどころでもあります。ですが、留学斡旋であればBtoCの要素が中心でしょう。BtoB部分(学校との提携など)も確かにありますが、毎日のオペレーションはBtoC部分が多いでしょうから、夜と週末でもギリギリ回せるのではないでしょうか?
 

留学
 

会社員のままであれば、収入が安定してから独立できるメリットがありますから、まずはさいたま市でどの程度反応があるのか、ブログを書いたり、セミナーを開催してみたりして、調査をすることから始めてみましょう。

週末にセミナーや説明会を開き、提携している学校に興味のある人(案件)を引き継ぐことができれば、代理店としては成立するのではないでしょうか。書類作成代行やメール相談サービスであれば、会社員のままでも提供可能です。

そこで売上があがるようであれば、その後のフェーズに進み、昼間の時間を使った面談などを検討してもいいと思います。

夢はもちろん、最終形態(目標)のビジネスはいきなりできるものではありません。一つずつ成長していって、目標を段階的にクリアしていって、できるようになるものです。

これは遠回りではなく、どんなものでも一緒です。ダイエットも筋トレも、一歩ずつ進んでいくものです。
 

● 質問留学経験を活かして、留学アドバイザーで起業しようと思っています。現地に送るまでのサポートと、ニューヨークでの生活をサポートすることがバックエンドです。ターゲットは芸能関係者にしようと思います。芸人の綾部さんのような人は多くはないと思いますが、ニューヨークにあこがれる日本人は依然として多く、芸能に興味のある学生やダンサー、役者などは、ニューヨークで学びたいと思っている人は多いです。留学や生活情報、各種申請のサポート、家探し、コミュニティー紹介、交渉サポート、英語レッスンなど、ビジネスとし...

 

今できることを考え、リスクを最小化しながら目標のカタチに近づけていきましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全11冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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