会社員のまま起業って言うけど、本当にお金になるの?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

最近よく「会社員のまま起業」という言葉を耳にしますが、実際のところ、どのくらいの人が成功しているのでしょうか?

時間やお金をかけて準備したとしても、結局うまくいかずに終わってしまったらと思うと、なかなか踏み出せません。

副業として始めるとはいえ、少なからず投資や努力は必要になると思うので、その「元」が取れる可能性があるのか知りたいです。
 

起業前質問集
● 回答
 

とても率直で現実的なご質問ですね。「せっかく頑張るなら損はしたくない」「ちゃんとリターンがあるのか知りたい」というお気持ち、よくわかります。

ただ、正直に申し上げると、起業すれば必ずお金になる、とは残念ながら言えません。

というのも、会社員やアルバイトとは違い、起業には「時間を差し出せば必ず報酬がもらえる」という保証がないからです。
 

例で考えてみましょう

たとえば、「空き時間を使ってお掃除の仕事を請け負う」場合。これは労働力を提供し、その分の報酬が確実に支払われる、いわば“時間と引き換えにお金を得る”モデルです。

一方で、「商品を仕入れてネットで販売する」場合。これは、仕入れ・撮影・出品・集客といった作業をしても、「売れなければ利益はゼロ」、場合によっては赤字です。
 

起業
 

しかし、大量に売れれば短期間で大きな利益を生む可能性もあります。

つまり、起業とは「売れなければ稼げない」「でも売れれば青天井」という、リスクとリターンが直結している世界です。
 

起業
 

では、成功率は?

「副業起業」の成功率を正確に数値で表すのは難しいですが、小さく始めて、継続しながら改善を重ねた人の多くは、着実に成果を出しています。

むしろ「いきなり会社を辞めて、背水の陣で勝負!」という人より、会社員として安定収入を確保しながら、試行錯誤を重ねた人のほうが、リスクを抑えながら成長していける傾向があります。
 

起業
 

会社員のまま起業するという選択肢は、「成功率を高めるための堅実なスタートライン」と言えます。ただし、確実な成功や利益を約束してくれるものではありません。

でも、だからこそ面白いし、成長できます。そして、“元を取る”という発想よりも、「積み重ねた経験が資産になる」という視点を持てれば、リスクは格段に小さく感じられるはずです。

焦らず、小さく、楽しく。それが、副業起業を成功に導くコツです!


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。


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