起業を家族に反対された時、どう伝えればいい?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

会社員として働きながら起業準備を始めたいのですが、妻が反対しています。子どもが2人いて、住宅ローンもある38歳です。家族に反対される状況で、起業準備を理解してもらうにはどう伝えればいいのでしょうか?

質問

● 回答

ご家族の反対、決して珍しいことではありません。

26年間、60,000人以上の起業準備者をサポートしてきた経験から言い切ります。家族の反対の根本原因は「漠然とした不安」です。数字と計画で具体化すれば、その不安は確実に解消できます。

「起業したい」と言われた奥さまの頭の中、想像してみてください。「会社を辞めるの?」「収入がなくなるの?」「住宅ローンはどうするの?」。こういう恐怖が一気に押し寄せてきます。

でも、その恐怖のほとんどは「情報不足」から生まれています。

事実ベースで説明し、漠然をなくす

家族が知りたいのは、たった1つ。「あなたが本気で計画を立てているか」だけです。

以下4項目を、月次で奥さまと共有してください。

月次共有シート(紙でもスマホメモでもOK)

  • 貯蓄状況(毎月いくら確保できるか)
  • 起業準備の時間配分(朝何時から何時までやるか)
  • スキル習得計画(何を勉強し、いつまでに習得するか)
  • 失敗時の復帰プラン(再就職に何ヶ月要するか、その間の生活費は)

ポイントは「一方的に説得する」のではなく「一緒に不安を整理する」スタンスです。奥さまも家族の生活や健康を心配しているからこそ反対しています。その気持ちに寄り添いながら、データで安心してもらいましょう。

リスクヘッジを見せ、経済的安心を作る

以下3つを、銀行口座の通帳やローン返済表を見せながら説明してください。

  • 現在の貯蓄額と目標額(最低生活費6ヶ月分以上)
  • 会社員給与の継続期間(いつまでは給与があるか)
  • ローン・保険・学費の月額確定(変動要素を除去する)

26年の支援経験で申し上げると、この3つが数字で示されると、95%以上の家族が安心します。

奥さまは「不安だから反対している」のではなく、「先が見えないから反対している」。ここを間違えないでください。

見通しが立てば、反対者は応援者に変わります。

小さな成果で証明し、信頼を構築する

最後は、言葉ではなく実績で示すことです。

月5,000円の売上でもいい。それが3ヶ月連続で続けば、奥さまの心は変わります。「本当に儲かる仕事なんだ」という実感が、恐怖を安心に変えるからです。

ここまでのステップを踏むのに、3〜6ヶ月要すると考えてください。焦らず、家族との信頼構築に時間をかけることが、長期的な事業成功の土台になるでしょう。

まとめ

家族の反対は「理解不足」から始まるもの。26年間60,000人をサポートしてきた経験から、以下3つを順番に実行すれば、ご家族の理解と応援は確実に得られます。

  1. 数字で計画を見える化する
  2. リスクヘッジで経済不安を消す
  3. 小さな実績で信頼を構築する

会社員としての給与を守りながら、着実に準備を進めるあなたの姿勢は、家族にとって何よりの説得材料です。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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