記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
起業準備中で、事務作業や画像作成など自分が苦手な仕事を外注したいと思っています。
でも、どのタイミングで使い始めればいいか、どんな仕事を任せればいいか、全くわかりません。

● 回答
「外注を使い始めて、かえって手間が増えた」という話が届くことがあります。起業1年目〜2年目にかけて「自分一人では手が回らない仕事が増えてきた」というタイミングで外注に踏み切る方が多いのですが、その多くに共通するのが「何を任せるか」を決める前に外注先を探し始めてしまったパターンです。
外注は「時間を買う」手段ですが、任せる内容が曖昧だと、やり直しのコミュニケーションで時間が増える結果になります。
拙著『1億円稼いでいる人は何をしているのか?』に「時間のレバレッジ」という考え方があります。自分にしかできない仕事に時間を集中し、それ以外の仕事を仕組み化・外注化することで、単位時間あたりの成果が変わります。ただし、この「それ以外の仕事」を明確にするのが先で、外注先を探すのは後です。
起業18フォーラムの会員さんで、Lさん(仮名・30代後半女性)がいました。独立2年目に月収12万円を目標としていたLさんは、ライフコーチとして「ブログ記事の画像作成が苦手」という理由でクラウドソーシングに登録し、外注を依頼しました。しかし最初の指示が「いい感じで作ってください」だったため、届いた成果物が自分のブランドイメージと全く合わず、作り直しの指示に3日かかりました。
その後、「仕上がりイメージ・サイズ・カラーコード・参考URL」を含む発注テンプレートを作ってから依頼するようにしたところ、初稿の修正が1回で済むようになりました。外注で時間を生み出すには、依頼内容を言語化する準備時間が先に必要です。
テンプレートを導入した3ヶ月目には月収20万円を達成し、外注コストを差し引いても手取りが大幅に増えました。
外注を使い始める前の準備ステップ
- 「今自分がやっている作業」を書き出し、「自分でなくてもできる作業」に○をつける
- ○をつけた作業に「完成イメージ・必要スキル・希望納期・予算」を付ける
- ランサーズ・クラウドワークスなどで同種の案件を検索し、相場を確認する
- 最初は小さい案件(1,000〜3,000円程度)で相性を確認してから継続依頼する
矢野経済研究所の調査(2022年)によると、国内クラウドソーシング市場は年々拡大しており、外注を活用する個人事業主が増えています。ただし、外注が機能するかどうかは市場の規模より「発注の質」に依存します。
まず「今週やった仕事」を書き出し、「自分でなくてもよかった作業」に○をつけてみてください。その○の数が、外注で取り戻せる時間の目安になります。

外注を使うことが「頑張りが足りない」という意味ではありません。得意なことに集中するための選択です。一度うまくいくと、時間の使い方が大きく変わります。
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