記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
ITエンジニアの生きがいを追求する仕事をしたいと思っています。
ITエンジニアは、自分の技術の陳腐化や、業界全体に蔓延するブラック感から、生きがいを見失っている人も多くいます。そんな人たちに、会社にすべてを捧げるような生活を見直してもらい、生きがいを感じてもらえるようにしたいと思っています。
今考えているのは、副業の紹介です。副業として、勤めている会社以外からの仕事を得られる仕組みです。企業とエンジニアの両方にメリットがあると思います。
企業から見れば、副業で仕事をしている相手に仕事を出すことはリスクですが、安価ですし、お試しでやってもらえるお手軽感で、自社の社員を使って何かをするよりもメリットがあるかと考えます。外注でも派遣エンジニアでもない、もっとお手軽な存在にすることができればと思います。
プログラミングなどでは、モチベーションが下がる仕事も多々あります。サラリーマンとしてはモチベーションが下がってしまうような仕事も、プロフェッショナルとして引き受けられれば、また違うものだと思います。
アドバイスをください。
● 回答
エンジニアに副業を紹介するというよりも、別の会社からの仕事を引き受けてもらうマッチングのようなものですね。引退した人を含め、眠っている才能は多いでしょうから、意義のあるビジネスだと思います。
少し心配なのは、エンジニア側のメリットが弱いのかな、という点です。安い報酬でさらに仕事が増えるとなれば、誰もやりたがらないでしょう。サラリーマンとしてではなく、プロとして受けることの意味とやりがいについて、力強くアピールする必要がありますね。
企業側から見た場合の「副業でやっている人に仕事を出すリスク」についても、きちんと説明する必要がありますね。納期や打ち合わせの難しさなどを含め、課題も出てくるでしょう。
一番の課題はどのように企業側から仕事を受注するかでしょうね。「Yahoo!副業」など、今は大手も参入している分野ですから、集客が非常に困難になる可能性もあります。
どんなビジネスにも言えることですが、受注、集客さえできてしまえば、後は何とかなるものです。最初の顧客獲得までは苦労があるでしょうし、エンジニアを集めるのも大変だとは想像しますが、何とか頑張っていきましょう。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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