記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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自己流でInstagramを3年続けてフォロワー数千人になっても、毎月の収入はゼロ円のまま。こういう停滞の相談が、起業18フォーラムに毎月のように届きます。
リールを毎日投げてもDMが来ない、ストーリーを動かしても問い合わせがない。発信に時間を使っているのに専門家として見られていない。そんな状態を、会社員のまま抜け出す順番をひとつずつ整理していきます。
Instagramを起業準備に活かす全体像

Instagramは「フォロワー数を増やす場所」ではなく、専門家として認知してもらう場所として位置づけ直すと、急に動き出します。
Instagram(Meta社が提供する写真・動画共有プラットフォーム)の日本国内の月間アクティブユーザー数は、Meta社が2023年のMarketing Summit Japanで公表した時点で6,600万人以上。発表から数年が経った現在も拡大基調にあります。さらに帝国データバンクの調査(2025年版中小企業白書で引用)では、小規模事業者の約4割がSNSを事業活動に活用しており、活用目的の73.1%が「製品・商品・サービスの紹介」、40.1%が「新規顧客の開拓」です。
言いかえると、Instagramでの発信そのものは、もう特別な活動ではなくなりました。同じレベルで戦うと埋もれるフェーズに入ったということです。
拙著『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』に「他人による発信」という考え方が出てきます。自分一人で投稿し続ける発信より、読み手や顧客が代わりに語ってくれる発信のほうが結果的に強いという整理です。Instagramでも同じで、保存・シェア・ストーリー転載が起きる発信に作り変えるところから、起業準備としての価値が立ち上がります。
向いている人・向いていない人

Instagramは万能ではありません。在職中に時間と気持ちを投じる前に、自分の仕事の中身と相性をすり合わせると無駄が減ります。
- BtoBで担当者の名刺交換を起点に動く業種
- 長文での論理説明で価値が伝わる商材
- 顔出し・声出し・実物撮影がいずれも難しい状況
- 機密性の高い情報を扱い投稿のチェックが重い職種
- 毎週1本の継続投稿すら時間が確保できない働き方
- 料理・美容・ファッション・暮らしなど視覚で伝わる領域
- 子育て・介護・健康など共感の絵が描ける領域
- 自分の現場を写真や短い動画で残せるキャリア
- 講座やコンサルなど信頼形成が成約に直結する仕事
- 会社の本業と発信のテーマが重ならず社内バレを抑えやすい状況
向いていない側に複数当てはまるなら、Instagramを主戦場に据えず、noteやBASEなど別の入口を主役にするほうが時間あたりの成果が出ます。
Instagramで成果が出る人の3つの共通点

起業18フォーラムでInstagram経由の動きから会社員のまま収入を作っている方を観察してきた経験から、共通して見える形が3つあります。
- 発信テーマが「専門領域」で固定されていてブレない
- 毎週決めた曜日に必ず1投稿出して止めない
- 身近な10人へのリアルなDM・声かけと並行している
最初に決めるのは投稿のクオリティではなく、ひとつの専門領域に絞り続ける覚悟です。料理ならパン専門、ファッションなら40代の通勤専門、子育てなら共働き家庭の朝専門のように。範囲を絞るほどフォロワーが少なくても顧客になりやすい構造ができます。
2つ目の継続は、毎日でなく週1回で十分です。会社員のまま続けるなら、土曜午前のような決まった時間枠を確保し、1本だけ投稿するルールを置きます。続けることそのものが信用になります。
3つ目が見落とされがちな鍵です。投稿しただけで待っていても認知は伸びません。起業18フォーラムにも「投稿はしているのにDMが来ない」という相談がよく届きますが、ほとんどの場合は身近な10人への声かけが抜けています。発信と直接の声かけはセットで動かす設計にしてください。
会員さんの実例(自己流期からの立ち直り)

40代前半の女性、大手食品メーカーで商品開発を担当している山岸さん(仮名・夫と小学生の子1人)の歩みです。最初の1年は独学でInstagramに料理の写真を毎日投稿していたのですが、フォロワー300人で止まり、DMも問い合わせもゼロのままでした。
起業18フォーラムに参加して、勉強会で「他人による発信」と「専門領域の絞り込み」を学び、投稿テーマを「働く母の平日30分夜ごはん」に振り切りました。同時に、これまで会わずにいた前職の同僚や子どもの保護者会で知り合った10人に「実はこういうレシピ発信を始めていて」と一人ずつDMで声をかけました。
11ヶ月目に、その10人のうちの1人が勤めていた地域情報誌から、月1回のレシピ寄稿の依頼が入りました。月5万円。続いて12ヶ月目、保存数が伸びていた投稿を読んだ食品EC企業から、夜ごはんレシピ開発の業務委託の打診。現在23ヶ月目、Instagramを続けながら月12万円の継続契約が2社あり、来年の独立に向けた最終段階に入っています。
山岸さんが動き出した転機は、投稿テクニックではなく、自分が誰の何の役に立てるかをひとつに絞ったことと、目の前の10人に一人ずつ声をかけたことの両輪です。
Instagramと組み合わせると効果が倍増する3つの行動

Instagram単独で完結させようとせず、別の動きと組み合わせるところで成果は跳ねます。
- 身近な10人への定期的なDMと近況報告
- 反応が良かった1本をブログかnoteで深掘り
- 月1回のオンライン無料相談枠を固定で開く
1つ目の身近な10人は、フォロワー数とは関係なく機能する起点です。最初の仕事は知人の知人から来ます。
2つ目は、Instagramの投稿だけでは情報が流れてしまうため、保存数や反応の良かった1本を起点に、ブログかnoteで2,000字程度に深掘りして残しておきます。長文の資産が、後から検索で見つけてもらえる導線になります。
3つ目はビジネスアカウントとプロフィールリンクの活用です。リール本体に直接リンクを貼ることはできませんが、プロフィールには複数のリンクをまとめて設置でき、Linktreeなどのリンク集サービスを併用すれば、無料相談・商品ページ・ブログを1か所から案内できます。月1回のオンライン無料相談枠を固定し、リール末尾やキャプションで「プロフィールから」と誘導すれば、待ちの発信から能動的な接点づくりに切り替わります。

Instagramでの発信は、最初の半年は手応えのなさが続くのが普通です。でも続け方さえ整えれば、フォロワーの数より少ない人数の顧客で、会社員のまま月5万円の入口は十分に届きます。「投稿数」より「絞り込みと声かけ」を優先するところから、今日始めてみてください。
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