記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:
● 質問
30代後半の会社員です。起業に興味はあるのですが、20代で起業した同期はもう独立していて、自分は遅いのではと焦ります。一方で「30代はまだ経験不足、もっと積んでから」とも言われます。
30代から起業準備を始めるのは早すぎますか、それとも遅いほうですか?
年代別にどう判断すればよいか教えてください。

● 回答
「30代で起業して半年で挫折した」という相談が起業18フォーラムに届くことがあります。掘り下げてみると、20代の勢いを引きずったまま十分な準備期間を取らずに退職してしまった、というケースがほとんどです。30代は早すぎることも遅すぎることもなく、むしろ会社員のまま小さく試すには最適な年代です。理由は、本業で実務スキルが固まり始めている一方で、家計の固定費がまだ過剰に増えていない時期だからです。
日本政策金融公庫総合研究所の「2024年度 新規開業実態調査」では、開業時の年齢層は40代が最多で34.0%、30代が30.7%と続きます(出典:日本政策金融公庫)。30代は「決して少数派ではない」というデータの裏付けがあります。20代と比べると実務経験で勝り、40代と比べると体力・学習スピード・修正回数で勝るのが30代の構造的な強みです。
- 20代:勢い・体力◎、実務経験△、家計負担小
- 30代:実務経験◎、修正可能な時間◎、家計負担中
- 40代:人脈・専門性◎、家計負担大、修正可能回数中
- 50代:信用・経験◎◎、定年逆算で動ける、修正回数少
大事なのは年代そのものではなく、「会社員のまま準備にかけられる残り月数」です。拙著『会社で働きながら6カ月で起業する』で書いた180日のロードマップは、月収を維持しながら知・人・金の3チカラを段階的に育てる設計です。30代後半なら定年まで20年以上残っているので、180日サイクルを2〜3回回す余裕がまだ十分にあります。
- 残り月数を計算(定年−現在年齢×12ヶ月)
- 180日サイクルを何回回せるかで判断
- 30代後半なら最低40サイクル分の余裕がある
焦りからの退職判断だけは避けてください。会社員という安全装置を持っているうちに、まずは半年単位で小さく試すことから始めることをお勧めします。

同期と比べて遅れている、と感じる時期があるかもしれません。けれど起業準備は短距離走ではなく長期戦です。30代は焦らず最初の180日を丁寧に設計するだけで、5年後には大きな差が生まれます。
さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
★【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!
★【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!
