記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員を続けながら起業準備を始めたいと思っています。ただ、「何から始めて、どの順番で進めるのか」という全体像がまったくつかめません。セミナーに参加したり本を読んだりはしているのですが、バラバラな情報ばかりで、どこにいるのかわからなくなっています。会社員が6ヶ月で起業準備を進めるロードマップのようなものがあれば教えてください。

● 回答
バラバラな情報に振り回されてしまうのは、「全体地図がない」状態で部分部分を拾い読みしているからです。まず6ヶ月という期間を4つのステージに分けた全体像を持つと、今自分がどこにいるかが見えてきます。
起業準備の4ステージ(180日計画)
私が長年の支援の中で体系化してきたのが、6ヶ月を4つのフェーズに分ける考え方です。
- 自分の経験・スキル・得意なことのリストアップ(棚卸し)
- 「知・人・金」の3要素で現在の準備度を自己診断
- 目指したい方向性をざっくり決める(完璧でなくてよい)
- 「誰に・何を・どんな形で」の商品のたたき台を作る
- 知り合い数人に無料または低価格で試してもらい反応を見る
- SNSやブログでの情報発信を小さく始める(週1本からでOK)
- フィードバックをもとに商品を改善し、初めて有料で提供
- 価格の設定・支払い方法など販売の仕組みを整える
- セミナーやコミュニティで同じ方向の仲間を作る
- 月3〜10万円の収入が安定して入るかを検証する
- 続けるかどうか・本業を辞めるかどうかを判断する材料を揃える
- 開業届・口座の分離など事務的な整備を進める
「ステージ3まで進めば、起業を続けるかどうかの判断ができる実績が揃います」という状態が、この設計の目標です。各ステージに区切りを設けることで、「今なにをすべきか」が常に明確になります。バラバラな情報に振り回される人の多くは、ステージの順番を無視して気になったものから手をつけているケースです。
順番が大事な理由
よくあるつまずきのパターンが「ステージ2と3を飛ばして、いきなりステージ4に行こうとする」ことです。商品が決まっていないのにホームページを作る、SNSのフォロワーを増やすことに集中して売る練習を避ける。こういった状態です。
順番には理由があります。棚卸しをせずに商品を決めると、自分の強みが活かされない商品になりやすい。テストをせずに有料販売すると、誰にも刺さらない可能性があります。
バラバラに動くより、今自分がどのステージにいるかを決めて、そのステージでやるべきことだけに集中することが、最短で前進する方法です。
よくある質問
Q.6ヶ月より早く進めることはできますか?
できます。本業の忙しさや家庭環境によって差はありますが、週10時間以上確保できる方なら4〜5ヶ月でステージ4に達する方もいます。ただし焦って飛ばすと後で手戻りが発生するため、各ステージで「次に進んでいい手応え」があるかどうかを確認しながら進めることをおすすめします。
Q.ステージ1の「知・人・金の診断」はどうすればできますか?
知識・スキル(知)、人脈・信用(人)、資金・財務(金)のそれぞれについて、現在の自分の準備度を10点満点で採点します。合計30点のうち25点以上あれば起業に向けた準備が整っている目安です。いずれかが低い場合は、そこを重点的に強化するテーマを探します。起業18フォーラムのセミナーでは、この診断を一緒に進めることができます。
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