記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
会社員として10年以上働いてきて、そろそろ自分で何かやってみたいという気持ちが強くなっています。ただ、「何を商品にするか」「どんなビジネスをするか」がまったく決まっていません。
周囲に「それが決まっていないなら起業なんてできない」と言われたこともあり、自信をなくしています。
商品やサービスが決まっていない段階でも、起業準備を始めることはできますか? 何から手を付ければいいかも教えていただけると助かります。

● 回答
できます。むしろ、商品が決まっていない段階から始めるのが、本来の正しい順番です。「商品を決めてから動く」という考え方が、実は多くの人を止めています。
「商品が決まったら動く」は永遠に動けない
「商品が決まったら本格的に動こう」と思っている方は多いです。でも考えてみてください。商品はどうやって決まるのでしょうか。お客さんと話す中で見えてきます。市場を調べる中で絞られます。小さく試してみる中で形になります。動いてみないと、商品は決まらないのです。
「商品が決まったら動く」ではなく、「動く中で商品が決まる」が実際の流れです。 だから、商品が決まっていない今の状態でも、動き始めることは正しいです。
商品が決まる前にやること
商品を決める前に、まずやるべきことがあります。それは「自分の棚卸し」です。
- これまでの職歴・経験で「得意だったこと」を書き出す
- 友人・同僚からよく相談される内容を思い出す
- 「なぜか自分に回ってくる仕事」をリストアップする
- 「無償でもやりたいと思えること」を探す
- 過去に「困っている誰かを助けた経験」を振り返る
この棚卸しをすると、「自分に何ができるか」より「自分が誰かの役に立てそうなこと」が見えてきます。それが商品の種になります。
「まず1人に話す」ところから始める
棚卸しで出てきたものを、誰かに話してみてください。完成した商品の説明をするのではありません。「こういうことができますが、困っている人いますか?」と聞いてみるだけで十分です。
その反応が商品の方向性を教えてくれます。「それ、詳しく聞かせてください」という反応があれば、そこにニーズがあります。商品は、そのニーズから逆算して作れます。
これを「小さく試す」と言います。事業計画書を作る前に、リサーチとして人と話す。それが起業準備の最初の一歩です。
- ステップ1:自分の棚卸し(強み・得意・よく相談されること)
- ステップ2:棚卸した内容を周囲の人に話して反応を見る
- ステップ3:反応が良かったことを深掘りしてニーズを確認する
- ステップ4:小さな形で「試してもいいか」と聞いてみる
- ステップ5:実際に試した経験から商品の輪郭を作る
「商品が決まっていない」は、起業準備を始めない理由にはなりません。 動いている中で商品は育ちます。安心して、まず棚卸しから始めてみてください。
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