会社員が起業するリスクにはどんな種類がありますか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業することのリスクが怖くて、なかなか一歩を踏み出せません。起業のリスクとはどんなものがあり、どう考えればいいのでしょうか?

質問

● 回答

起業にリスクはあります。ただ、そのリスクのほとんどは「漠然とした恐怖」からくるもので、正確に言語化すれば、対処できるものがほとんどです。

「不安の正体」は漠然としているから怖い

「起業が怖い」と感じるとき、その不安はたいてい「何がどのくらい怖いのか」が不明確です。「お金が尽きるかもしれない」「失敗したらどうなるか」「家族に迷惑をかけるかもしれない」。これらは全部「かもしれない」です。

漠然とした不安は、考えれば考えるほど大きくなります。逆に、具体化すれば対処できるようになります。「起業が怖い」を「6ヶ月分の生活費が尽きる前に月30万円の売上を作れるか不安」と言い換えると、途端に対策を考えられるようになるのです。

不安を具体化する3つの質問

  • 「最悪の場合」は何が起きるか? 具体的に書き出してみる
  • その最悪の場合は、本当に起きやすいか? 可能性を数字で考えてみる
  • 仮に最悪の場合が起きたとき、自分はどう回復できるか?
会社員が起業する場合のリスクは3種類

一般的に「起業のリスク」として語られるものは、次の3種類に整理できます。

  • 収入リスク:売上がゼロになる可能性。会社員時代の給料がなくなる
  • 機会リスク:起業準備に時間を使うことで、他のことができなくなる
  • 信用リスク:失敗した場合の評判や人間関係への影響

ただし、会社員のまま起業準備をする場合、収入リスクは大幅に下げられます。在職中は給料が入り続けるので、売上ゼロでも即座に生活が破綻することはありません。これが「会社を辞めてから起業する人」との決定的な違いです。

「やらないリスク」も存在する

ここ、けっこう大事です。

多くの人が「起業するリスク」は考えても、「起業しないリスク」は考えません。でも、今の会社だけに依存し続けることにも、リスクはあります。業界の縮小、会社の経営悪化、定年後の収入源の喪失。これらは「起業しないこと」で引き受けるリスクです。

起業のリスクと起業しないリスクを、同じ天秤にのせて比較すること。どちらのリスクを引き受ける方が、自分の人生設計に合っているかを考えることが、正しい判断への第一歩。

26年間で多くの起業相談を受けてきた中で、起業後に後悔した人の多くは「踏み出したこと」ではなく「準備を先延ばしにし続けたこと」を後悔していた。

怖さが消えるまで待っても、準備が整うまで待っても、ゴーサインは来ません。怖さを正確に理解してから動く方が、ずっと速く前に進めます。どんなリスクが気になっているか、一緒に整理してみましょう。


さらに詳しく知るには、以下より検索してみてください!
記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

起業アイデア診断
【起業セミナー】会社員のまま始める起業準備・6ヵ月で起業する!

【動画セミナー】あなたのタイミングで学べる動画版もあります!

ポイント この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます!