起業準備期間はどのくらいかかるのが普通ですか?

新井一

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

起業準備期間はどのくらいかかるのが普通ですか? 会社員のまま準備する場合の目安が知りたいです。

質問

● 回答

会社員のまま起業準備をするなら、6ヶ月が1つの現実的な目安です。 ただし「6ヶ月で完璧に準備できる」ではなく、「6ヶ月でひとまず動き出せる状態になれる」という意味です。

6ヶ月を4つのステージに分けて考える

準備期間を「なんとなく6ヶ月」と決めても、何をすればいいかわからないと動けません。ポイントは6ヶ月を4段階のステージに分けて、段階ごとにやることを決めることです。

  • STAGE I(1〜2ヶ月目):自分の強みの棚卸し。どんな人の、どんな問題を解決できるかを言語化する
  • STAGE II(3〜4ヶ月目):最初の商品・サービスを形にする。価格設定と提供方法を決める
  • STAGE III(5ヶ月目):モニター(試験的なお客さん)を見つけて実際に届ける。フィードバックを集める
  • STAGE IV(6ヶ月目):改善して本格的に販売。継続のための仕組みを考え始める

各ステージで「完璧」を目指す必要はありません。「25点でいいから動き出す」くらいの感覚が、会社員には合っています。完璧を待っていると、永遠にSTAGE Iが終わりません。

「準備期間が長い人」に多い落とし穴

セミナーで相談を受けていると、「準備を始めて1年以上たっても動けていない」という人がいます。この場合、たいてい原因は同じです。

  • 「完璧な商品」を作ろうとして、誰にも見せないまま修正し続けている
  • 準備の「インプット」ばかりで、「アウトプット(実際に提供する)」をしていない
  • 「もう少し勉強してから」を繰り返し、動くタイミングを先送りしている

準備期間は「学ぶ期間」ではなく、「小さく動きながら学ぶ期間」です。動かなければ、どれだけ準備しても前には進みません。

最初の収入が入るまでの現実的な期間

「準備期間が終わったら稼げるの?」という疑問は当然です。現実を正直に言うと、最初の収入(1円でも)が入るまでの目安は、動き始めてから5〜6ヶ月が多いです。ゼロが続く期間は、能力の問題ではなく期間感覚の問題であることがほとんどです。

準備6ヶ月+収益化2〜3ヶ月という流れを大きくつかんでおくこと。「最初の1円」を稼ぐ体験は、その後の行動の質を劇的に変える。そこから月10万円、月30万円と段階的に育てていく。

会社員のまま6ヶ月準備した人は、独立直後から受注できる状態になっていることが多い。準備期間は「コストではなく投資」という感覚で取り組むことが、最終的なスタートダッシュの速さを決める。

自分の場合は何ヶ月が現実的か、どのSTAGEにいまいるかを確認したいときは、ぜひ一緒に考えてみましょう。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

新井一
起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全13冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。

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