記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
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● 質問
元気のない地元商店街をアピールするPDFファイルの配布を考えています。
私の地元はいわゆる地方都市で、東京や大阪に本社のある会社の支店が数多くあります。単身赴任者や、出張で訪れるビジネスマンがたくさんいますが、地元に古くからある商店は、いまひとつ彼らを取り込めていません。
そんなビジネスマン向けにアピールする情報発信をサポートしたいのです。どのような形でこれをビジネスにするか悩んでいます。
食べログとのバッティングも気になります。
● 回答
ターゲットは良いと思います。宿泊する人も多いのでしたら、コロナが収まった後には、夜の食事も楽しみのひとつですしね。
ビジネスパーソンが必要とする情報、たとえば接待用のお店や地元でしか買えないもの(お土産)の情報、或いは、電源が使えるカフェやビジネスセンター、単発で使えるジムがあるのかなど、地元密着型の情報がまとまっていれば便利だと思います。
どのようにお金を生み出すかというビジネスモデルについては、イチバン簡単に思いつくのは広告ですね。
商店からもらうハードルが高いのでしたら、サイトにGoogle広告を貼ったり、アフィリエイトをするなり、簡単なところから始めてみると良いでしょう。
広告モデルでいくためには、集客力を高める必要があります。情報は無料で掲載、提供し、アクセスを集めていく必要がありますね。取材力が必要になります。
集客できるようになれば掲載を有料化することもできますが、個人でやるには相当の努力が必要になるので、まずはそこを考えずアクセスを上げることに集中しましょう。
食べログとのバッティングですが、飲食店の情報を掲載する場合には、これは避けられませんね。
ですが、取材による店長インタビュー、しげ旅のような食事動画を出してみるなど、差別化はできると思います。
浅い表面の情報ではなく、地元ならではの深く密着した情報や、まだあまり知られていないスポット、地元民からのリアルな声を反映した内容を出していきましょう。また、地元の歴史や文化を感じられる情報も加えると、さらに魅力的なコンテンツになります。
これらのアイデアを組み合わせたり、地元の実情に合わせて調整したりしながら、ビジネスマンをターゲットにした地元商店街の魅力を伝えるPDFファイルの作成と配布を進めてみてください。それにより、地元商店街の活性化に貢献できるはずです。
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起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全12冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。
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