記事執筆／監修：新井一（起業１８フォーラム代表）
最終更新日：2022/03/29

● 質問

組織の中で働くことに違和感があり、数年前よりメンタルトレーナーとしての独立を見据えて学んできました。

共に学んだ仲間には、別の資格と掛け合わせて数ヶ月で独立した人もいますが、わたしはまだ行動に移せず、会社員として学びを継続しながら資金を貯めようと思っていた矢先に、会社に解雇されました。

一旦再就職を考えましたが、なかなか見つからない状況です。

最終的には起業を考えていますが、このような状態の自分が起業しようとすることが浅はかなのか、時期を待った方が良いのか、悩んでおります。
　

● 回答

解雇、大変ですね。心の整理をつけるのも大変な時かと思います。

そのような時には、まずは収入源の確保をお勧めします。どうせ起業をするのですから、正社員採用にこだわらず、アルバイトで良いと思います。

学びには終わりがありませんから、すぐに起業してしまってください。実は、これが最も大切なことなのです。

ビジネスをしながら、実践と学びでスキルアップすることが何より実力になるのです。机上の学びだけでは、いつまでたっても自信も本物のスキルも見につきません。

そんな状態でお客様が付くのが怖いと思うはずです。でも、大丈夫です。まず、お客様は付きません。だったらどうするのか？ その試行錯誤がまず最初の勉強なのです。

そのうち、お客様が付いてしまいます。売れてしまいます。そうしたら、冷や汗をかきながらとにかくやるしかないのです。新入社員で電話番をさせられたり、初めて一人で営業先に行った時の気持ちを思い出して、もうやるしかないと開き直りましょう。

そこから全てが始まります。

記事執筆／監修：新井一（あらいはじめ）起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する（ダイヤモンド社）」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。