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● 質問
40代、２人の高校生の子供がいる主婦です。子供のために今は我慢していますが、２人が成人したら離婚したいと思っています。
その頃には50代になっているので、ブランクもあり、就職するのは難しいと思います。よって起業を考えています。
アドバイスをいただけますでしょうか？
● 回答
まず、消去法で起業できるほど世の中甘くありませんから、今のうちからしっかりと準備しておいてください。
夫婦生活を送る中で「もしかしたら将来離婚するかも」と感じることはあるでしょう。近年は自宅にいる時間が増え、お互いの良い面も悪い面も、一人で生きる不安も、いろんなことが露呈したと思います。
私の周りでは自立している人が多いためか「この人と生涯一緒にいることはできない」と感じた人が多かったようで、たくさんの離婚相談を受けるようになりました。今回は、離婚を考えている方向けに起業準備を始めるべき理由についてご紹介していきます。
なぜ、離婚を考えたら起業準備をしておいた方がよいのでしょうか？ その理由について見ていきましょう。
金銭的な不安がなくなるから
離婚する時に一番心配なのは、子供、そしてお金ですよね。就職できればとりあえず生活できますが、独り、あるいは子供と一緒に暮らしながら、働き詰めの毎日になります。子供が成人していても、学費や生活費の援助は必要。苦しい生活になることは間違いありません。専業主婦やパート勤務の女性の場合、離婚したいという気持ちがあっても、この収入不安のために離婚に踏み切れない方は多いでしょう。
しかし、自分の力で稼ぐことができれば、景色は全く変わってきます。金銭的に、精神的に余裕ができると選択肢が広がり、焦ることもなくなります。離婚できないと思うほどしたくなり苦しくなります。ゆとりがあれば、俯瞰して現状を眺めることもでき、冷静な判断を下すこともできるようになります。
相手にバレずに始めることもできる
起業というと資本金がかかったり、大がかりな準備が必要というイメージを持つ方もいますが、今では、自宅でパソコン１台あれば始められます。本当に０円では何もできませんが、数万円の投資で起業準備を進められるので、パートナーにバレる可能性も低いです。
離婚を考えている段階では、パートナーに知られたくないと考える方は多いでしょう。そのような方でも、気軽にチャレンジすることができます。離婚しないという選択ができた場合でも、家に入る収入を増やすことができるので、どちらにしてもメリットがあります。
弁護士費用を用意することができる
離婚を切り出した際に、相手がすんなりと離婚してくれない可能性も十分にあります。お子さんが小さければ、親権や養育費についての争いが起こることも考えられます。そのようなことは一般の方は詳しくないため、弁護士さんに対処してもらうことになりますが、それにも費用がかかります。
離婚前に準備を始めて、弁護士費用を捻出することを目標にしても良いと思います。その目標に向かって頑張るうちに、考えが変わってくる可能性もありますね。
より有利な情報をゲットできる
離婚したい理由が相手の不貞行為の場合、客観的に見ても明確な証拠がなければ慰謝料等をもらうことができないかもしれません。そうなれば、探偵に頼むこともあり得ますが、探偵の費用はかなり高く、100万円近くかかることもあります。
弁護士費用同様に、探偵の調査費用を作るために起業準備を進めていくのも、一つのモチベーションになるでしょう。
自分の人生を楽しめる
「離婚したい」と思うということは、それまでの結婚生活で不満に思うことや、我慢してきたことがたくさんあるということでしょう。そのため、離婚後は、自分らしく自分の人生を謳歌したいと考える方が多いと思います。
しかし、金銭的、精神的、時間的な余裕がなければ、ただ貧乏生活に追われてしまい、これまで以上に大変な毎日が待っているかもしれません。その点、起業をすれば、自分の好きなこと、自宅で自分のスケジュールで働きながら、毎日を楽しむことができるようになります。
「離婚」を想像した時、さまざまな不安が入り混じって、どうしたらいいか迷ってしまう方は多いでしょう。そのような方は、まずは経済的自立の準備をすることをおすすめします。
より自由度の高い生活、人生はあなたが動かなければ手に入りません。前向きに考え、不安を消す一歩を踏み出しましょう。
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