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● 質問
まだ何をするのかは決まっていないのですが、友人と会社の同僚と自分の3人で起業したいと語り合っています。
友達同士で起業するのは良くないと聞くのですが、やることを前提で、アドバイスありますか?
● 回答
起業は基本的に1人で始めるものです。起業の目的も、商品も、仕事のやり方も、全てにそれぞれの個性が出ます。お友達同士や会社の同僚と起業するのは、絶対にお勧めできません。お互いの個性が衝突してしまうからです。
私は、月に4~5回、起業準備を始めたい会社員向けのセミナーを開催していますが、たまにそのセミナーにお友達同士や会社の同僚とご参加される方々がいます。
気心の知れた仲間同士、一緒に情報収集したり、夢を語り合ったりをするのは楽しいことと思います。ですが、そのまま起業することはお勧めしません。その理由は、先述のように、個性がぶつかり合い準備が進まなくなったり、起業後に失敗するリスクが高まってしまうからです。所詮は他人同士。お金、スピード感、熱量、遠慮、責任分担……など、実際のところ二人の未来は〝火種〟だらけなのです。
どうしても一緒にやりたい場合は、それぞれ独立した後、ビジネスパートナー(取引先)として仕事をしましょう。そうすることで、とにかく精神的に楽になれます。すれ違いが修復不可能になってしまったら、契約解消と共にスムーズにお別れし、また別の会社と契約すればいいだけです。信頼関係がなくなったのに一緒にいなくてはいけない状況は、本当に地獄です。
起業仲間は必要
一方、起業仲間は積極的に増やした方がいいと思います。同じ志を持つ仲間同士で、支え合いながら仕事をすることには大賛成です。競争関係にない起業仲間の存在は、何をする際にも大きな助けになります。
競争関係にない方がいいという意味は、自分の中にある「人と比べてしまう心」や「プチ嫉妬」が面倒なためです。世の中には、皆で同じことをする集団は多く存在します。会社でたとえるならば〝課〟における〝担当〟です。その中ではどうしても比較、競争があり、結果、感情が乱されることになります。
今日は「友達や仲間同士で起業をすると、高い確率でうまくいかないということについて」お話ししようと思います。こんなご質問をいただきました。 ● 質問28歳サラリーマン、現在、広告代理店に勤めています。今、自分の勤めている会社の先輩(30代男性)から、一緒に起業をしようと誘われています。一人200万円ずつ出資してちょっとユニークなサロン(カフェも併設)を立ち上げ、自分が代表になるように言われています。その話をしてから、先輩が自分に何の相談もなく色々なことを勝手に決めてしまいます。決まったこととして、どん... 起業は「友達」や「仲間」としてはいけないのでしょうか?【事例紹介】 - 起業18フォーラム |
商品が違う、業界が違う仲間なら、多少の羨ましさは感じたとしても、大きく感情が乱されることはありません。水泳選手がお相撲さんに嫉妬することは滅多にないでしょう。確かに、ネガティブ感情が原動力となって頑張れることもあります。ですが、私は、「自分で起業するのだから、自由に、自分のペースで、楽しみながらやって欲しい」と考えています。カッコつけて言うなら、「ライバルは昨日の自分。周りなんか気にするな」ということです。
「いいと思う!」「ナイッス!」「いいよー」
北京冬季五輪で銀メダルに輝いたカーリング女子日本代表〝ロコ・ソラーレ〟が、試合中に掛け合っていた言葉です。とても気持ちのいい、素晴らしいことだと思いながら観ていました。
起業する時に、友達と一緒に会社を作ることはお勧めしていません! 正直、まず失敗するでしょう。。 ですが、自立した人間同士で、組んで仕事をする場合には、その限りではありません。一緒の会社ではなく、プロジェクトチーム、傭兵部隊のように、取引先として対等の関係で仕事をするのです。一緒の会社でやる場合はもちろんのこと、対等な立場で仕事をする場合でも、起業の成功はお互いにコミュニケーションがうまく取れるかどうかにかかっています。コーチングはそのコミュニケーションを円滑に図るための手法です。今回は、... 友達と起業するならこんなメンバーと! コーチングによる4つのタイプを紹介 - 起業18フォーラム |
職場の人間関係では、なかなかできないことですが〝ほどよい距離感の起業仲間〟なら、お互いを全力で応援することができます。お客様や外注先なども、損得勘定なく紹介してあげられます。辛い時には励まし合い、自分の成功体験、失敗体験をシェアすることにも抵抗がありません。
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