記事執筆／監修：新井一（起業１８フォーラム代表）
最終更新日：2022/03/28

● 質問

ダイエットに成功した経験を使って起業したいのですが、スポーツトレーナーではないですし、栄養士でもないので、何をしたらいいのかわかりません。

ダイエットで起業して成功した事例を教えてください。
　

● 回答

トレーナーではない、栄養士でもない、それは問題ではありませんので大丈夫です。

では「あなたは何者？」ということです。何ができるのかを、洗い出してみましょう。
　

たとえば、起業18会員さんのＥさんの例では、Ｅさんはご自身のダイエット経験を基に、ダイエット指導をする先生（トレーナー）向けに、アメリカの最新ダイエット情報【マインドフルイーティング】を提供するビジネスを始めました。

Ｅさんは当初、ダイエットしたい人に向けた情報提供を始めましたが、質問者さんと同じように、いわゆるトレーナーではないため、もっと自身の強みが活かせる方法を模索していました。

Instagramを見ていると、ダイエットの先生たちが無限に出てくることに気づきました。カロリー制限×筋トレ、糖質制限、姿勢改善など、痩せるためのメソッドは既に出尽くした感もあり、Ｅさんは「トレーナーさんは、新しいコンテンツを求めている」と確信します。

たどり着いたビジネスアイデアは、自身のもうひとつの強みである〝語学〟と〝ダイエット〟の組み合わせでした。
　

Ｅさんは、次々と米国有名大学の勉強会に参加し、最新情報を得ていきました。そんな場に日本人が参加したのは初めてだったようで、大学関係者からも歓迎されたそうです。

そして無事、日本での情報提供活動の許可も得て「パーソナルトレーナーが自身を差別化し、顧客生涯価値の向上が図れる〝米国発「マインドフルイーティング」メソッド〟の情報提供」を始めたのです。

Ｅさんの伝えるダイエット法は、トレーナーさんにとって貴重な情報源となっています。ライバルも簡単に真似のできない領域で、Ｅさんは自由に発信を楽しんでいます。

記事執筆／監修：新井一（あらいはじめ）起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する（ダイヤモンド社）」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。