記事執筆／監修：新井一（起業１８フォーラム代表）
最終更新日：2021/09/05

家族の介護をしながら、仕事をされている方もいらっしゃることでしょう。 介護と仕事の両立、大変なことですよね。
　

私の周りにも、お子様に生まれつき障害があり、家族で支え合いながら子育てしている方もいますし、親や祖父母が寝たきりで、介護をしながら仕事をしている家庭もあります。

家庭と仕事の両立は並大抵のものではありません。負担という言葉は使いたくありませんが、病気や障害の程度によっては、仕事を辞めざるをえないこともあります。

2025年には、団塊の世代が後期高齢者になる為、若い世代が多くの高齢者を支えなくてはいけない時代が到来します。

あなたは、親の介護をしながら仕事を続け、さらに税金で多くの高齢者を支えていく自信がありますか？ 仕事を辞めてしまったらあなたは、どうしますか？ 老後どのように生活していきますか？ 解決策を考えてみましょう。
　

自宅でお金が稼げるようになれば

自宅で稼げるようになれば何とかなる。介護をしていると、そう思う人は多いはずです。

現実は、介護が始まってからでは、条件の良い仕事を探している余裕はありません。簡単に見つかるのは、内職と呼ばれるような低賃金の作業事や、在宅でも長時間拘束されるような仕事ばかりです。

一刻も早く、自宅でできる、短時間できちんと稼げる仕事を作っておかなければ、大切な家族に万が一のことがあった時、今の生活レベルを維持できなくなってしまうのです。
　

今すぐできる準備は？

今、会社に勤めながら介護をしている人は、全く時間がないでしょう。介護制度、社会資源を有効活用することによって、何とか時間を捻出しましょう。介護は一生ものです。会社に勤めながら介護するのは本当に大変なことですが、制度をしっかり利用して、時間とお金の確保に動きましょう。

介護中の人も、これからに備える人も、１日１時間を確保しながら準備にかかりましょう。

大事なことは、時間の拘束がない仕事をすることです。そして、たとえばライターのような納期のある仕事、１ついくらというような報酬が仕事量に比例する仕事をしないことです。準備するのは、ネット上にアーカイブが残り、勝手に売れていくもの。動画、ダウンロード商材など、寝ている間でも収益が生まれる仕組みを作ることです。

在宅で、時間の自由を確保できる起業の準備をするのですから、ネットビジネスを検討せざるをえません。作業が必要な仕事なら、譲ってもネットショップくらいまででしょう。その場合も、介護をしているのでしたら発送などは外注化してください。その他、アフィリエイト、マッチング系ビジネス、YouTubeなども良いですね。

あなたの介護の経験は貴重ですし、発信するコンテンツはいくらでもあるはずです。１年、発信を続けてみてください。それだけで、とてつもない資産の出来上がりです。
　

まとめ

介護をしながらでも起業準備はできます。ちょっと効率が悪くなりますが、できるのです。

将来のリスクに備えて準備を今スタートできる人は、今のうちにやっておきましょう。そのうち、そのうち、と言っている間に、環境がそれを許さなくなります。小さなことから始めて、時間をかけていけば、収入を確保することができるのです。

今のうちに将来のこと、子供のこと、老後のことを考えて、早いうちに行動しましょう！

記事執筆／監修：新井一（あらいはじめ）起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する（ダイヤモンド社）」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。