相談相手に起業アイデアを盗まれました。これってよくあることですか?

記事執筆/監修:新井一(起業18フォーラム代表)
最終更新日:

● 質問

以前、ビジネスアイデアの相談をした人が、相談した内容と非常に似ている事業を立ち上げました。

これはどうなのでしょうか? 起業アイデアを盗まれることってあるのでしょうか? またそれを防ぐための手段は何かありますか?

投資を得るためのプレゼンをするYouTubeでも、志願者のこだわりのために投資が得られなかったのですが、投資家たちが「じゃぁ自分たちでやろうか?」なんて言ってたのを見て、とても不安になっています。

そもそも、人の意見を聞きたいという気持ちが間違っているのでしょうか?
 


 

● 回答

他にないアイデアを思いついた時、アイデアを盗まれないかと不安になるのも無理はないかと思います。また、起業家の意見を聞いてブラッシュアップしたい気持ちになるのも当然ですね。

相談相手がプロであるなら、守秘義務やNDA契約で守られます。何かあれば法的処置も取ることができます。技術的なものなら特許を取る手もあります。

ですが、プロであっても相談された内容を簡単に人にしゃべる人もいます。上司についての相談を受けたカウンセラーが、その上司に内容を連絡して注意したなんて笑えない話もあります。その自称カウンセラーは、さらにその話を周りに言いふらして「許せない!」なんて大騒ぎをしていました。

世の中にはいろんな人がいますので、秘密は漏れることを前提に相談するようにしましょう。最後は自己責任です。

日々多くの人が起業を考える世の中です。どんなに良いアイデアでも、不便を感じることがあれば、同じようなことを思いつく人も現れます。盗まれるのが心配なほどの大切なアイデアは、眠らせておくよりも早く行動に移すことをお勧めします。


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記事執筆/監修:新井一(あらいはじめ)起業支援キャリアカウンセラー

起業18フォーラム代表。「会社で働きながら6カ月で起業する(ダイヤモンド社)」他、著書は国内外で全10冊。最小リスク、最短距離の起業ノウハウで、会社員や主婦を自立させてきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛け、幅広い相談に対応している。




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