起業したいと思ったら、まずは商品、サービスをどうするのかを考えなくてはなりません。
つまり、商品開発です。
商品開発というと難しく考えがちですが、一番簡単な例では日常の献立を考えるのと同じです。
メニューを考える際はどのような思考過程になるかを辿れば、それが商品開発のヒントになります。
1.何が食べたいか?
2.素材は手に入るか?
3.作り方は知ってるか?
4.道具は揃ってるか?
5.そもそも作る必要があるのか?
この5つの疑問を「起業的」に考えてみましょう。
まず「何が食べたいか?」です。
これは需要と供給のバランスが取れるかどうかです。
大切なのは需要です。
たとえば家具ならば、「椅子もテーブルも寝具も既に多くの人は持って使っている」という現実と向き合うことになります。
既に需要が発生し普及している対象にアピールするには、どうやって関心を引き付けるかにあります。
これには普遍的な感性をきちんと掴む必要があります。
普遍的とはこの場合、極めて当たり前に近い感覚ということです。
これはテーブルなら「機能」、「用途」、「耐久性」に次いで、最後に「デザイン」が来ます。
機能は用途から入りますから、それが食事で必要なのか、あるいはパソコンや勉強、書斎に必要なのか、それともそれらをパッケージにしたものなのかと思考するわけです。
失敗しやすい点をたった一つだけ、原則として挙げておきましょう。
それは「将来需要が見込める」といった根拠からスタートしてはいけないということ。
初めて手掛けるスモールビジネスですから、今実際に需要があり、他の人がお客様を取っていることろに進出するようにしましょう。
飲食店を経営しようと思ったら?
起業したいと思った後の「流れ」とは? まずは商品・サービスを作ろう!
昔と違って、飲食店の開業の敷居もずいぶん下がりました。
デリバリー専門店なら、Uber Eats等を利用して、比較的容易に展開可能です。
ですが、実店舗を出店する場合、相変わらず生き残りは大変です。
個人店が生き残るには、生半可な覚悟では難しいでしょう。
それでも出店する場合、競争が激しい場所に出店する方がいいでしょう。
路面店に多くのバリエーションがある地域は、単独で出店するよりも集客効果が高くなります。
「フードコート効果」ですね。
和洋中華も、一つの拠点で多店舗がある方が多くの人は惹きつけられます。
これは駅前とか郊外とかは、全く無関係です。
そして店舗はコアな店なら入り口は狭く、チェーン店やフランチャイズなら、路面と並行して横に出来るだけ長く内部を見れた方が、カフェテリアと同じ集客効果を得られるようです。
味に関してはどの店も努力しますが、店構えも味の一つであるということは、知っておいて損はないでしょう。
インターネット・サービス事業には一体何があるのか?
起業したいと思った後の「流れ」とは? まずは商品・サービスを作ろう!
サービス業とは、販売先で商品が手元に「形」として保存できない業種を指します。
人材派遣からソフトウェアも、現実には端末が無いと機能しないので、サービス業として考えるべきです。
サービスが和製英語なので、どうしても日本では「配慮」といったような感覚があると思います。
実際には「提供者」といった方がわかりやすいでしょう。
ユーザーが使いやすい親和性のある便利なものを総じてServiceと呼び、それには複合的な技術が必要となります。
何かを起業しようと思う時、20代、30代の人はインターネットを介した何かのサービス業を思い浮かべることが多いようです。
よくあるのが、スマートフォン向けのソフトウェア、機種依存やOS依存によるアプリケーション開発です。
「アプリ」と略されますが、プログラミング言語を使ったソフトウェア開発です。
今はIDE環境がGUIで充実しているために、誰でも知識があればできると思われていますが、市場を支配するのは常に資本を開発費につぎ込める人材豊富な企業に限られています。
個人で販売するにしても、それは普及から約数年間は順調でも、Windows系ソフトウェアが好例のように、必ずグレード上昇と引き換えに、単価は安くなる運命です。
現在のITサービスは、独自開発よりも他社の計算資源を多用し、より素早い更新と刷新が可能な「鮮度の高い」質に限られます。
WEB制作も、今は既存のテンプレートとCSSやスクリプトの改良と改造で、いくらでも新しいものがほとんど瞬時に完成することを覚えておくべきでしょう。
つまり何が言いたいのか、、それは、、ITサービスで起業すると大変だということです。
技術のアップデートも大変、どんどん開発される無料ツールによって、市場は変わっていくのです。
「せどり」から見える、本当の希少価値
起業したいと思った後の「流れ」とは? まずは商品・サービスを作ろう!
最後に、商品やサービスを開発したい、あるいはそれにより起業したいという人は、次の事を必ず念頭に置くべきです。
最初は、一人でコストをかけずにできることで起業すること。
そして、次のステージで、同様のスキルを持つ最低限2人で、バックアップ可能な進行状態を維持できる体制を作ることです。
そして、スモールビジネスをする我々は、ニッチを狙わないこと。
随分前に、「せどり」と呼ばれる古書店の店主の後ろにある本棚、そうした貴重な1点物商品をかき集めて商売とする方法が流行りました。
ですが、5年と持たず、業界で勝者になったのは、回転の早い流行からやや遅れた古本買い取りチェーンでした。
中古品は当たり前ですが、需要が過去に大きければ中古市場も商品が増えます。
希少価値というのは需要は数として、低く調達と流通量では全く極小でしかないのです。
商売で利益を出すというのは、継続が前提であって量が問題なのです。
質と量が伴っているのが理想ですが、起業するのに「量」を確保できないのでは、事業はいずれ縮小するしかないので、そこは注意が必要です。

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